6Gの世界

この記事は FIXER Advent Calendar 2020 ( https://adventar.org/calendars/5587 ) 24日目の記事です。

来春に向け通信キャリア各社から新料金プランが発表され、「格安SIMのキャリアに変更しようと思うてたけど、新プラン安いしキャリアは変えなくてええんちゃうかな。でも、あっちがちと安いかな。でもキャリア変更は手間やしな」と検討している人も多いのではないでしょうか。今年3月に国内で5Gが商用スタートし、iPhoneが5Gに対応するなど、今後の利用の拡大が期待される5Gではありますが、「その次は!?」ということで5Gに次ぐ”6G”についてちょいと調べてみました。

◆6Gとは

Wiki先生は6G(第6世代移動通信システム)を次の通りとしています。

第6世代移動通信システム(だい6せだいいどうつうしんシステム、英語: 6th Generation Mobile Communication System, 「6G」)とは、1G・2G・3G・4G・5Gに続く将来の無線通信システムである。
2020年現在、3GPPによる標準化はおろか国際電気通信連合(ITU)のITU Radiocommunication Sector (ITU-R)による要求さえ規定されていないため、本稿の以下の記述は全て研究団体や民間企業による6Gを目指した取り組みであり、実際に6Gとして採用されることが保証されたものではない。

<中略>

国際標準規格が未決定なため、統一された基準、定義は存在しないが、伝送速度は100Gbps〜1Tbps、インターネット遅延1ms〜0.1msなどの基準が検討されている。

引用元; 第6世代移動通信システム – Wikipedia

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特徴としては、超高速・大容量で、領域が拡張され、超低消費電力・超低コストで、超低遅延で、超信頼性で、超多接続、とのこと。”超”ばかりで何やら凄そうですがピンときません。

少し分かりよく表現すると、100Gbpsを超える超高速通信で5Gの10倍速く、海・空・宇宙でも通信を提供でき、現在の1/100の消費電力で、5Gの1/10の遅延で、セキュリティなどの安全面の信頼性を向上し、5Gの10倍の同時接続が可能、となるようです。

凄そうやけど、ほんまかいな(興味津々の意)。

そんな6Gは2030年の提供を各社が目指しています。
移動通信の世界は10年ごとに進化していきますね。
 参考)
 1979年 1G
 1993年 2G~
 2001年 3G~
 2010年 LTE/4G~
 2020年 5G~
 2030?年 6G~

◆6Gに対する各国の動き

Wiki先生の通り規格も未整備な6G。そんな6Gを見据えた研究開発は、2018年頃から一部企業などが少しずつスタートし、主要プレイヤーはアメリカ、中国、韓国、フィンランド、そして日本と言われています。それらを支える各国通信キャリアやメーカーなどの顔ぶれが透けて見えてきますね。

最近では、アップルやグーグルなどが6G推進団体「Next G Alliance」に参加し話題となってます。同団体は北米における次世代モバイル技術(6G)の開発と基準策定を目指し、通信業界団体Alliance for Telecommunications Industry Solutionsが今年10月に立ち上げました。米国およびカナダの通信キャリア(AT&T、Verizon、T-Mobile、US Cellular、Charter Communications、Bell、Telus)のほか、Microsoft、Samsung、Facebook、Cisco、Ericsson、Intel、Nokia、Qualcommが創立メンバーで、11月にApple、Google、LG Electronicsに加え、Charter、Cisco、Hewlett Packard Enterprise、Intel、Keysight Technologies、Mavenir、MITRE、VMwareの11社が加わるなど、錚々たる顔ぶれです。

日本では総務省が「Beyond 5G新経営戦略センター」を立ち上げ、12月10日にキックオフシンポジウムが開催されました。日本の技術を世界でのビジネス展開につなげることをねらい、産学官が共同して知財取得や国際標準化を戦略的に推進していくとしています。

◆6Gはどのような利用になるのか

“超”ばかりの6G利用については、第一産業の無人化、XRデバイスを使ったコミュニケーション、8K以上の映像配信、空飛ぶ車、宇宙旅行、などなど言われてます。

前述のBeyond 5G新経営戦略センターでは2030年代に期待される社会像として「サイバー・フィジカル・システム」に向けた6Gの技術的な要素や推進戦略など議論が開始されいますが、具体的なユースケースはこれからといったところ。

出典; 総務省Beyond 5G推進戦略(概要)

コーネル大学さんでは6Gが医療分野に革命的な変化をもたらすといった論文を出してます。Quality of Life(QoL)、 Intelligent Wearable Devices (IWD)、Intelligent Internet of Medical Things (IIoMT)、Hospital-to-Home(H2H) servicesなどが6Gにより実現されるとされ、エピデミック(特定の地域での流行)、パンデミック(世界的な大流行)において重要な役割を担うことになるとしています。

中でも、異なる3Dライトフィールド(立体画像)を高解像度ビデオとして遅延することなくストリーミングするホログラフィックコミュニケーションによる精密な遠隔診断や、オーディオ、視覚、体性感覚、触覚、視覚など高度なARとVRの技術を用いた手術演習、仮想的に力、動き、振動を伝えるTACTILE/HAPTICインターネットを用いた遠隔手術、など大変興味深く、ここまでくるとテレポーテーションの時代とも言えるかと思います。

テレポーテーションと言えば、遠隔地にいる人の姿を3D映像として別の場所に映すことができるマイクロソフト社が研究・開発している「Holoportaion」が有名ですね。2019年Microsoft Inspireというイベントでのこのデモンストレーションには驚かれた方も多いのと思います。まだ見てないという方はぜひご覧を。

Demo: The magic of AI neural TTS and holograms at Microsoft Inspire 2019

◆最後に

メリークリスマス!
本日12月24日はクリスマス・イヴです。

6Gが実現される頃のサンタさんは、テレポーテーションで世界中にプレゼントをお届けしながら、温かい家でトナカイさんと乾杯しているかもしれませんね。そんなときには今までのお礼を込めてサンタさんとトナカイさんに日本の名産品をお届けしたいものです。

「施されたら施し返す、恩返しです!」(XXX常務)

最後までお読みいただきありがとうございました。
心温まる素敵なクリスマスをお過ごしください。

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