お久しぶりです、いさおです。
今回のこの記事は Advent Calender ( https://adventar.org/calendars/5928 ) 第25日目の記事となります。
1.よくある運用サービス
クラウドの運用サービスを検索するとよくこんなキーワードが出てきますね。
- 運用実績xx年による確かな技術力
- 24時間365日のサポートで安心
- 認定資格者による技術サポート
- 監視サービス などなど
でも、これってオンプレの運用サービスでも同じじゃないですか?
そして、このキーワードだとなんとなく運用のことならなんでもやりますと言っているようにも聞こえるので、どのベンダーが良いのかさっぱりわかりません。
なので、少しだけクラウドの運用サービス(今回は運用のみに限らずクラウドインテグレーションを含んだサービス)を紹介します。
2.5R
クラウドを導入する時の5Rはご存じでしょうか。
AWSは6Rと言ってますが、今回はMicrosoft Azureで使われる5Rをご紹介します。
クラウドにシステムを構築する時に、コストと効果を比較してどのパターンにするかを決めます。
最も容易にクラウドに移行できるのは"Rehosting"ですが、サービスの稼働特性によってはクラウドの方が高コストになってしまう場合もありますが、三分の一程度までコストを低減できる場合もあります。
"Refactor"すると、悩まされていたDBサーバーの運用保守から解放されるなどのメリットがあったりもします。
これは導入の最初のステップですが、このようなナレッジを活用し、クラウドのメリット最大限引き出してご利用いただけるようサポートするのがクラウドインテグレーションとなります。
3.クラウドデザインパターン
クラウドでシステムを稼働させる時に、いかに落ちにくいアーキテクチャにできるか。ということもクラウドベンダーの技術の見せどころです。
クラウドデザインパターンの1つにサーキットブレーカーというパターンがあります。
これは、フェイルファーストの考え方で、 繰り返し試行による”ダンマリ状態”を回避し、適切な時間でエラー処理を故意に行うことにより、連鎖的な障害を予防するというものです。
このような、クラウドを活用する上で定石となるクラウドデザインパターンを適切に組み合わせて、運用開始後も安定稼働させることができるのもクラウドベンダーならではだと思います。
クラウドデザインパターン
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/patterns/
信頼性の高い、スケーラブルで安全なアプリケーションをクラウドに構築するための設計パターン。
4.運用
監視一つをとってみても、クラウドならではの挙動を適切にとらえ、エラーの発生を検知し自動で障害部位を切り離したり、自動復旧させたりすることも運用のご支援の中で行います。
また、クラウドサービスのメトリクスを収集しての監視にとどまらず、ログの出力元とその特性に応じてそれぞれに保存し、ログの分析を効率よくすることで、システムの挙動をきめ細かく検知することができるようにもします。
5.おわりに
クラウドの運用サービスは、24時間365日がんばります!というものではなく、
・落ちないシステムを構築
・落ちても迅速に復旧させる運用
を自動化しながら実現しているのです。
クラウドは日々進化していきます。
また、日々進化していくクラウド全てを評価してシステムに組み込み、適切に運用していくことは非常に難しいことだと思います。
このようなことをプロフェッショナルである私たちが、お客様のビジネスの成功のためにご支援させていただいています。
これからクラウドでシステムを構築してみようと思っている方は、ぜひ我々FIXERのcloud.configをお試しください。
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