虹色のVSCodeでテンション上げて開発する!
2021-12-08
azblob://2022/11/11/eyecatch/2021-12-08-vscode-rainbow-000.jpg

この記事は、FIXER Advent Calendar 2021 8日目の記事です。

こんにちは、久しぶりにTech Blogを書きます神取です。

今回はVSCodeにて、プログラムの視認性や開発時のテンションを向上させるために、括弧とインデントに色をつける方法について解説します。

括弧については、少し前までは、Bracket Pair Colorizer 2 を使っていたのですが、
VSCode 1.60で括弧の色付け機能
VSCode 1.61で括弧のペアのガイドが入ったので、
Bracket Pair Colorizer 2がメンテナンスされなくなったこともあり、VSCode本体の機能のみを使用します。

インデントの色付けは indent-rainbow を使用します。

可愛い系のVSCodeが好みの方は、こちら や、こちら が参考になるかと思います。
(僕は虹色の方がテンションが上がるオタクです)

あと、タイトルに虹色って書いちゃったんですけど、執筆当時のVSCode 1.62の仕様上、括弧の色分けが6種類までなので、虹っぽい6色でテンションを上げていきます。
(Bracket Pair Colorizerを使えば7色の虹もいけます)

よろしくお願いします。

事前説明

VSCodeで追加設定した項目は settings.json という設定ファイルに追加されます。
settings.json はVSCodeの左上のファイル > ユーザ設定 > 設定 で開いた設定ファイルの右上にある 設定(JSON)を開く のアイコンを押すと開くことができます。

設定の開き方
settings.jsonの開き方

UIでも設定することはできますが、UI操作だけでは設定できない項目もあるので、この記事では settings.json を編集して進めていきます。

括弧編

VSCodeの括弧に色をつけるには、"editor.bracketPairColorization.enabled"trueに設定します。

{
    // 追加
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true
}
設定した結果

デフォルトでは、使用しているカラーテーマの既定の色で括弧に色が付きます。

この色をカスタマイズするには、"workbench.colorCustomizations""editorBracketHighlight.foreground1"~"editorBracketHighlight.foreground6"を設定し、テーマの色を上書きします。
(ここが1~6までしかないため、6色までしか定義できないです)

{
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true,
    // 追加
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorBracketHighlight.foreground1": "#FF0000", //"editorBracketHighlight.foreground2": "#FFBF3F", //"editorBracketHighlight.foreground3": "#FFFF00", //"editorBracketHighlight.foreground4": "#3FFF3F", //"editorBracketHighlight.foreground5": "#3F7FFF", //"editorBracketHighlight.foreground6": "#FF7FFF"  // 紫
    }
}
設定した結果

また、"editor.guides.bracketPairs"true"active" に設定すると、カーソルがどの括弧の中にいるか表示されていい感じです。

{
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true,
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorBracketHighlight.foreground1": "#FF0000", //"editorBracketHighlight.foreground2": "#FFBF3F", //"editorBracketHighlight.foreground3": "#FFFF00", //"editorBracketHighlight.foreground4": "#3FFF3F", //"editorBracketHighlight.foreground5": "#3F7FFF", //"editorBracketHighlight.foreground6": "#FF7FFF"  // 紫
    },
    // 追加
    "editor.guides.bracketPairs": "active"
}
設定した結果

インデント編

VSCodeに indent-rainbow 拡張機能をインストールし、"indentRainbow.colors"を設定すると、設定されたインデント幅ごとに色が付きます。

{
    // 追加
    // ダークテーマを使っているので暗めに設定しています
    "indentRainbow.colors": [
        "rgba(128,  64,  64, 0.5)", //"rgba(128,  96,  32, 0.5)", //"rgba(128, 128,  32, 0.5)", //"rgba( 32, 128,  32, 0.5)", //"rgba( 32,  64, 128, 0.5)", //"rgba(128,  64, 128, 0.5)"  // 紫
    ]
}

括弧の設定と違って、こっちは配列なのでいくらでも色パターンを増やせます。
(今回は、括弧の方と合わせて6色にしています)

完成

ここまでの設定を組み合わせると、このようになります。

{
    // 括弧編
    "editor.bracketPairColorization.enabled": true,
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorBracketHighlight.foreground1": "#FF0000", //"editorBracketHighlight.foreground2": "#FFBF3F", //"editorBracketHighlight.foreground3": "#FFFF00", //"editorBracketHighlight.foreground4": "#3FFF3F", //"editorBracketHighlight.foreground5": "#3F7FFF", //"editorBracketHighlight.foreground6": "#FF7FFF"  // 紫
    },
    "editor.guides.bracketPairs": "active",

    // インデント編
    "indentRainbow.colors": [
        "rgba(128,  64,  64, 0.5)", //"rgba(128,  96,  32, 0.5)", //"rgba(128, 128,  32, 0.5)", //"rgba( 32, 128,  32, 0.5)", //"rgba( 32,  64, 128, 0.5)", //"rgba(128,  64, 128, 0.5)"  // 紫
    ]
}
設定した結果

エディタが虹色だとテンション上がりますね!

ここまでご覧いただきありがとうございました。