2022年4月1日から新卒で入社した西村凌(にしむら りょう)と申します。
今回は1つのコードでPCやスマホ、Web上で動くアプリケーションを開発できる「Flutter」という技術をご紹介します。
はじめに
1台で焼き料理や揚げ物、加熱などができる優秀な家電を知っていますか?
答えは「オーブンレンジ」です。
オーブンレンジは何でもできちゃう優等生ですが、プログラム界隈にも彼のような技術があります。
その名も「Flutter」!!!!
FlutterはPCやスマホ、Web向けのアプリケーションが作成可能です。さらに開発コスト以外にもコミュニケーションコストを削減することができる優等生です。
今回は仕事を減らし、開発現場を効率化するFlutterについてご紹介したいと思います。
Flutterの概要
Flutterとは?
FlutterはGoogleが開発したフレームワーク(アプリケーションを作るための枠組み)であり、活用するとデスクトップやスマホ、Webで動くアプリケーションを同時に作成することができる技術です。
Flutterのメリット
Flutterはエンジニアの仕事を減らし、開発現場を効率化することが一番のメリットです。
例えばiOSとAndroid上で動作するスマートフォンアプリケーションを開発するとします。
今まで
- iOSを開発するエンジニア
- Androidを開発するエンジニア
- デザイナ
- エンジニアやデザイナの仕事を管理する人
最低でも4人が必要でした。
しかし、Flutterで開発すると
- Flutterで開発するエンジニア
- デザイナ
- エンジニアやデザイナの仕事を管理する人
合計3人で仕事が回り、エンジニアの人件費を削減できます。
さらに1つのプログラムで2つのシステムを作っているため、変更に対し迅速に対応することが可能です。
Flutterのデメリット
UIや機能を同時に開発できるFlutterですが、ハードウェアやOSに依存した機能を有効活用するのは不向きです。またパフォーマンスが悪いため、電池消費が著しいという難点も存在します。
まとめ
Flutterは開発現場が抱える課題を削減し、効率的にサービスを開発・保守・運用することができる技術です。IT人材が不足している昨今、効率的にシステム を提供できるFlutterは時代のニーズにマッチした技術ではないでしょうか?