みなさん、初めまして。または、お久しぶりです、2022年入社の當間崚央(とうま りょう)こと、とーりょうです。
以前techblogにて、自己紹介記事を上げさせてもらったのですが、まだの方はこちらをぜひご覧ください。
今回は、私の出身である沖縄高専で行った、卒業研究について紹介できたらなと思っています!
私が行った卒業研究はタイトルにもある通り、モズクとIOT技術を掛け合わせて、モズクの養殖をサポートする、
モズク養殖の生育状況の補助装置の開発 です!
ということで、本記事では、私が行った研究をみなさんにお届けできたらな~~て思っています!
1「モズク??なにそれおいしいの」
はい、早速みなさんの心の声が少し聞こえました。美味しいです!(そっちの話じゃない)
冗談すみません。モズクは地域によっては馴染みがないものかもしれません。そのため、研究のお話をする前にモズクって何?という方のために、モズクの紹介からさせていただきます~~
まず、モズクは海藻であり、食べることができます!こんな感じ~~
どうですか?気持ち悪いですか??そんなことないですよね!茶褐色~黒の間のようなとてもきれいな色で宝石のようにキラキラしていますね!(笑)
モズクとは何なのか。簡単に言うと、海の海藻です。 もう少し掘り下げると、学術的分類では、海藻・植物→ナガマツモ目→ナガマツモ科→モズク属→モズクです! また一つ、豆知識が増えましたね *( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
モズクは生で食べたり、てんぷらにして食べたり... ごめんさい、この二つの調理法でしか 食べたことないです(笑)個人的には、生のモズクをポン酢や酢をつけて食べるのがおすすめです^^ 食レポ的に言うと、まずヌメヌメしています。けど、これは汚くないです。これがモズクです。ヌメヌメ楽しんでください(笑)食感は、意外とシャキシャキしています!そして噛んでいるうちに、ヌメヌメと混ざっていってとろみが出てきます。このとろみが出ている時こそが、モズクの醍醐味です!!(個人的主観)
みたいな感じで、軽くモズクの紹介をさせてもらいました!これ見ても味なんて想像できないよ!!って思ったそこのあなた....その通りです。その好奇心を、食欲と合わせて今すぐモズクを買いに行ってください。近くにモズクなんてないよ!!ってあなた....ネットショッピングです。今の時代は、便利です!きっと、どうにかして手に入れることができるはずです!!せっかくなので皆さんに是非とも一回は食べていただきたい品です。
2 モズク養殖について
前置きが長くなりすぎて、すみません。ここから少しずつ研究のほうにフォーカスしていきます。
モズクの養殖についてなんですが、現在全国に流通しているモズクはほぼ養殖です。 また、その養殖の全国生産量の内、一番生産量が多い都道府県は、沖縄県です。(さすが地元) では、どのくらいの生産量を沖縄県が占めているのでしょうか。それがこちらです。
少し見えづらいかもしれませんが、沖縄が毎年ダントツです!!割合でいうと99%以上!もはや驚異的です。 しかし、そんなモズク養殖にも問題点があるのです。以下が問題点です。
・環境(波、海水温、塩分濃度、太陽光量)などに、依存してしまう
・生体が完全に把握できてない
大きく上げると、上の二つです。生体が完全に把握できてないって意外ですね。自分は、モズクの存在を身近に感じていたため、このことを知ったときはびっくりしたの今でも覚えています。便利になった今の世の中でも、まだわかってないことは、結構身近に潜んでいるんですね(笑)そして、察しの良い方はすこしひっかることがあると思います。はい、そうです。生体が完全に把握できていないのに、養殖が成功しているのです! 人間ってすごいですよね~~。しかし、生体が完全に把握できていないため、モズクの養殖は現在も、実際の海の中に、網を張って行われています。こんな感じ~~
そのため、完全な養殖に成功しているというわけではないのが、現状です。そのため、モズクの養殖の大敵は、環境的要因です。モズクの養殖の生産量は、環境に左右されるといっても過言ではないくらいです。そのため、台風等が多い時期は、生産量が安定しません。そのため、モズクが値崩れを起こしたり、最悪の場合は県外への輸出すらもできない可能性まで浮上してきます。 また、モズクの養殖場は、規模がとても大きく、人が管理するのはとても大変で、すべてのモズクの状況を把握するというのは、とても難しい状況でした.。それらの問題を、少しでも解決できたらいいなと思い、始めたのが本研究となっております!下の写真が、モズクの養殖場の上空写真です。とても広いです。赤丸以外のところでも、黒く四角い塊のところはモズクの養殖を行っている場所となっております。
3 研究について
この研究では、水上ドローン(ボート型)の装置を用いて、モズクの養殖をより安定して行うことが目的でしたが、モズクの生体が完全に把握できていないため、とりあえず環境データ(海水温、太陽光量、塩分濃度など)を採取し、それらを可視化・データの蓄積。また、モズクの撮影を行い、それらを3Dモデルもしくは、VR空間を用いて、表現することで、より直感的に漁師さんがモズクの状況を可視化できたらなと思い、計画を立てました。しかし、思い通りに進まないのが研究です。コロナウィルスの影響による、学校の講義が完全リモート化、必要資材の到着遅延、そして何よりだらだら(自分が悪い)と学校生活を送っていたため、中々計画通りに研究は進まず、実際に養殖場にて、実験を行うことはできませんでした。そうして、僕の卒業研究は後輩君へのお土産となってしまいました。(後輩君、ごめんなさい)
4 最後に
今回は、私が行ったモズクの養殖のサポートを行う補助装置の開発のことについて書かせていただきました。前回の記事に引き続き、自分語りのようになっちゃいましたが、一人でも多くモズクのこと・自分のことについて知ってくれたら嬉しいです。技術研修の一環として、今回執筆した本記事ですが、自分自身が今まで行ってきたことが、あまりにも薄すぎて、なんだか悲しいより悔しいが勝っています。これからは、もっと自分自身と見つめ合い、自主的に知識・技術を身に着け、FIXER社員の一員としての自覚と、もっと自分の人生を華やかにするという意味も込めて、日々精進できたらなと考えています。本記事に目を通してくれた方、ありがとうございました。