文系出身・ITスキル0の状態で昨年3月にFIXERに入社し、早くも1年9か月が経ちました。
日々新しい知識を習得していくのと同時に、現時点での自分のIT知識レベルを形に残したいと思うようになりました。
そんなときにぴったりなのが、【資格の取得】です!
でも、まず何から手を付けたらいいのかわからない…
はじめの一歩の踏み出し方に一度は悩んだ経験がある方、多いのではないでしょうか。
そこで、IT業界未経験の初心者がこれから資格取得を進めるにあたっておすすめなIT関連の資格を、難易度別にご紹介していきます。
全て自身が実際に受験した試験ですので、その際に利用したおすすめの学習ツールもあわせてご紹介します!
(※各試験の難易度は筆者個人の主観です)
▼この記事はこんな方におすすめです!
- IT業界未経験だが、就職・転職等でこれから足を踏み入れようとしている方!
- 現在は他業界で働いているが、ITリテラシーを身に着けたいと思っている方!
- 上記には当てはまらないが、とりあえず何か資格を取得したい方!!
▼資格一覧
- 難易度:★☆☆☆ PL-900: Microsoft Power Platform 基礎
- 難易度:★★☆☆ AZ-900: Microsoft Azure 基礎
- 難易度:★★★☆ ITパスポート試験(iパス)
- 難易度:★★★★ 情報セキュリティマネジメント試験
難易度:★☆☆☆
■PL-900: Microsoft Power Platform 基礎
Microsoft公式の認定資格で、Microsoft Power Platformを構成する各種サービスにまつわる設問が出題されます。
この試験の受験者は、Microsoft Power Platform の機能を理解し、Power Automate で基本的なビジネス プロセスを自動化し、Power BI で基本的なデータ分析を実行し、シンプルな Power Apps を作成することでより効率的に行動し、Power Virtual Agents を使用して強力なチャット ボットを作成することで、生産性の向上を目指します。
引用:試験 PL-900: Microsoft Power Platform 基礎 - Certifications | Microsoft Learn
FIXERに入社後、最初に取得した資格です。ハンズオンを交えながらの学習で、ノーコード・ローコードの概念を理解するのに最適だったと思います。
また、Power Platform自体が企業DXと非常に親和性が高いサービスなので、学習内容を実務に直結させられるのもおすすめしたい理由の一つです。高度なプログラミング技術を必要とせず、感覚的に頼りながらの操作が可能なのが特徴で、使いこなせるようになると、日報報告やチャットボットといったような簡単な業務アプリ・動的な数値分析ツール等を自分の好きな形式にカスタマイズしながら作成することができるので、単なる資格取得のためだけの知識にならないのがありがたいです。
▪おすすめ学習法
①無料のウェビナーを受講
Virtual Training Days | Power Platform
これを受講するだけで、試験を無料で受験できるバウチャーももらえます!
②とにかくハンズオンでツールに慣れる
百聞は一見に如かずです。まずは実際にサービスを触って感覚を掴みましょう!
難易度:★★☆☆
■AZ-900: Microsoft Azure 基礎
同じくMicrosoft公式の認定資格で、こちらはクラウドサービス及びMicrosoft Azureに関する基礎知識が問われる試験です。
この試験の受験者は、クラウド サービスの基礎知識と、それらのサービスが Microsoft Azure でどのように提供されるかを理解している必要があります。 この試験は、クラウドベースのソリューションやサービスを使い始めたばかりの方や、Azure の初心者の方を対象としています。
引用:試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals - Certifications | Microsoft Learn
FIXER=「Microsoft Azureを基盤としたマイクロソフトのクラウド上でのサービス提供を得意としている企業」でもあるので、Azureに関する基礎知識は必修科目といっても過言ではありません!!上記のPL-900試験とほぼ同時並行で学習を進めていました。
クラウドとは…?の状態から学習を始めた自分自身の背景もあり、クラウドのい・ろ・はを理解するのに大変重宝しました。
▪おすすめ学習法
①無料のウェビナーを受講
Virtual Training Days | Microsoft Azure
これを受講するだけで、試験を無料で受験できるバウチャーももらえます!
難易度:★★★☆
■ITパスポート試験(iパス)
社会人として必要な基礎的IT能力を、情報処理推進機構が実施し、経済産業省が認定しています。(国家資格)
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ストラテジ・マネジメント・テクノロジーの3分野から出題されます。
エンジニア向けではなくいわゆる「IT利用者」向けの試験ですので、ITに関するゴリゴリの問題というよりかは、どちらかというとマネジメント・ストラテジ的な要素が大きいのかなと思います。
もちろんIT業界従事者に限らず様々な業界で通用する知識だと思います。!特に、プロジェクトマネジメントに関する概念は勉強になりました。
▪おすすめ学習法
①テキストを読み込む
おすすめ書籍:<(音声講義・全文PDF付) 文系女子のためのITパスポート合格テキスト&問題集>
自身のiパス受験のきっかけにもなった書籍です。(オフィスの本棚に並んでいたこの書籍と目が合い、バトルが始まりました(?))
②過去問に触れる
過去問道場でひたすら反復学習(本当にお世話になりました)
難易度:★★★★
■情報セキュリティマネジメント試験
こちらも同じく「IT利用者」向け、経済産業省認定の国家資格です。
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。
先程ご紹介したiパスの出題範囲の中から、特に【情報セキュリティマネジメント】分野の知見をより深く掘り下げていく試験です。
iパス同様、情報セキュリティマネジメントは情報処理推進機構が実施しています。iパスで問われた内容の延長ともいえるので、iパスに合格した次はこれを受験するのがおすすめです。
※情報処理推進機構で実施している「IT利用者」向けの試験の中では、iパスがレベル1、情報セキュリティマネジメントがレベル2的な立ち位置です。とはいえ、難易度はそれなりに上がるので要注意です・・・
試験問題が午前と午後に分かれており、午後は長文読解という少々厄介な形式になっています。とはいいつつ構える必要はなく、過去問2~3題に触れて大体のイメージを掴んでおくことでコツが掴めるようになると思います。
~教訓~
・iパス合格後、期間を置かずにすぐ取り組むのがおすすめです・・・筆者は半年ほど期間を空けてしまったため、記憶を呼び起こすのに苦労しました・・・・・
・試験の日程が限定されており(上期・下期で約1か月ずつくらい試験期間がある)、時期によっては「思い立ったらすぐ受験!」ということができないため、計画的に受験申込・学習を進める必要があります。
▪おすすめ学習法
①テキストを読み込む
おすすめ書籍:<情報処理教科書 出るとこだけ! 情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集 2021年版>
各章の最後に関連した過去問が差し込まれており、解説も丁寧で分かりやすかったため、こちらを選びました。
②過去問に触れる
情報セキュリティマネジメント過去問道場|情報セキュリティマネジメント試験.com
過去問道場でひたすら反復学習(iパス同様、本当にお世話になりました)
最後に
今回紹介した試験はどれも出題形式が選択式なので、消去法でなんとか乗り越えられる&運が良ければ正解できます!(笑)
とはいえ、なめてかかるのはよくありません…情報セキュリティマネジメント受験時の自身の反省として、余裕を持って受験申し込みをしたにもかかわらず、後回しにした結果、試験一週間前に慌てて勉強開始~試験当日まで毎日ほぼ徹夜で過去問をひたすら解き続けた苦い思い出が蘇ります(?)
なによりの合格の秘訣は、【余裕を持って試験日を設定→計画的に学習→落ち着いて試験に臨む】です!!!!!!!
皆さんの合格を心よりお祈りしております!!!!!!!!!!!!!!!