Power Apps キャンバスアプリのボタンからWindows設定画面を開く方法
2023-05-23
azblob://2023/05/23/eyecatch/2023-05-23-open-windows-setting-screen-by-powerapps-000_1.jpg

こんにちは、ソネハラです。

暖かくなってきて、少しずつ夏に近づいてきましたね。

今回は…

Power AppsのキャンバスアプリからWindows設定画面(サウンド設定やディスプレイ設定等)を開く方法

について書いていきます。

デモアプリを作成したので、どんな動作になるか実際にやってみます。

赤枠で囲った「サウンド設定ボタン」を押下すると…

Windowsのサウンド設定画面がポップアップ表示されました。

この機能はLaunch関数URLスキーマを合わせることで簡単に実装することができます。

Launch関数とは?

Power AppsのLaunch関数は、指定したURLのWebページを開いたり

別のPower Appsアプリを開いたりすることのできる関数です。

他にも、URLスキームというものを指定することで

今回のようにWindows設定画面を開いたり、デスクトップアプリを開いたりすることができます。

URLスキームとは?

URLスキームは、URLの先頭「http://」や「ftp://」のことで

アプリのスキームを指定することで、そのアプリを起動できる仕組みがあります。

iPhoneではブラウザで「music://」と入力すると音楽アプリが起動したり

「maps://」と入力すると地図アプリが起動したりします。


Windows設定画面のURLスキームをLaunch関数に指定し

ボタンのOnSelectプロパティに書くことで、今回のデモアプリのような動作を実装できます。

例えば「Windowsのユーザー情報画面」を表示させたい場合

URLスキームは「ms-settings:yourinfo」なので下記のような書き方になります。

その他のWindows設定画面URLスキームは、

下記のサイトに分かりやすくまとめられているのでご紹介します。

Windows10の『設定』を開くコマンドms-settings:URLスキーム一覧リスト - QWERTY.WORK

その他にもURLスキームを指定すれば

マップアプリやフォトアプリなどWindowsにデフォルトで搭載されているアプリを開くことができます。


Launch関数は他にも多様な使い方がある便利な関数なので、気になった方はぜひ詳しく調べてみてください。

過去に、Launch関数に関する記事がありましたので、こちらも合わせてご覧ください!

PowerAppsのキャンバスアプリを外部リンクから開く【アプリtoアプリ編】#PowerPlatformリレー | cloud.config Tech Blog (cloud-config.jp)