こんにちは、ソネハラです。
先日、PL-100: Microsoft Power Platform App Makerを受験し合格したので、
学習を通して学んだことを書いていきます。
これからPL-100を受験しようと考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
PL-100: Microsoft Power Platform App Makerとは
Microsoftの認定資格(MCP)のひとつで、Microsoft Power Platformの知識が問われる資格試験です。
Microsoft Power Platformに加え、Microsoft Teams、および Microsoft 365 のアプリとサービスの
知識も持ち合わせている必要があります。
この試験の受験者には、自分とチームのためにタスクやプロセスを簡素化し、自動化するためのビジネス ソリューションを構想し、それを具現化することが求められます。 受験者は自分が扱うデータ、解決しなければならない問題、プロセスとアプリに関する必須の経験を理解しているものとします。 正式な IT トレーニングの経験は受験者に求められませんが、テクノロジを利用してビジネス問題を解決することに慣れていなければなりません。
引用 : 試験 PL-100: Microsoft Power Platform App Maker - Certifications | Microsoft Learn より
試験はCBT方式で時間は120分、1000スコア中700スコア以上で合格
全国のテストセンター、またはオンラインで自宅や職場からも受験することができます。
その他、試験の詳しい情報は公式サイトからご確認ください。
引用 : 試験 PL-100: Microsoft Power Platform App Maker - Certifications | Microsoft Learn
試験合格後の所感
同じくPower Platformの認定資格試験「PL-900」は幅広い知識が求められる印象でしたが
「PL-100」では、Power Platformに対しての深い知識が求められました。
また、関連するMicrosoftサービスの基本的な知識も必要でした。
試験問題は、単純に名称や知識のみを答えるものではなく
実例を基にしたシナリオから「何が問題なのか」「何を問われているのか」を理解し、
最適な答えを導く必要があります。つまり、個人的な所感ですが文章を理解する力も必要だと考えます。
もっと分かりやすく言えば長文読解問題です!
まとめると…Power Platformへの深い知識 + Microsoftサービスの基本知識 + 長文を理解する力
を問われる資格試験でした。
試験合格のための学習方法
「PL-900」では、実際にPower Platformを触らなくても知識のみで合格できるような難易度でしたが、
「PL-100」は、実際にPower Platformを触りながらの学習でないと合格するのは難しいと考えます。
というのも、Power Platformを操作する際の詳細な手順や、開発画面の構成など
知識だけではイメージし辛い要素まで問われる試験だからです。
Microsotが提供しているオンライン教材Microsoft Learnで知識をインプットしながら
Power Platformを触ってアウトプットすることで効率的に学習を進めることができると思います。
他にもMicrosoftは、PL-100の試験準備ビデオやPL-100の学習ガイドなど
PL-100試験に関する役立つ情報を発信しているので調べてみてください。
学習から新しく学んだ事柄
AI Builder関連
AI Builderは、AIモデルを簡単に作成・活用できるPower Platformサービスです。
複数のAIモデルが存在しますが、一部のモデルしか理解していませんでした。
PL-100の試験勉強は、各モデルがどんな機能か理解する良いきっかけになりました
ソリューション関連
ソリューションは、Power Platformに関わる様々なコンポーネントをパッケージ化する仕組みのことです。
主に業務で使用する大規模なアプリ開発の際に活用するイメージで、
単体で完結するアプリ開発が中心だった私は触れる機会がありませんでした。
PL-100の試験内容に「ビジネス ソリューションの高度な設計の作成」が含まれると公式で名言されており
ソリューションという概念がとても重要になってくるので、非常に勉強になりました。
Power BI ダッシュボード関連
Power BIダッシュボードは、Power BI サービスの機能のひとつでデータを可視化することができます。
PL-100では、ダッシュボードの種類、ダッシュボードとレポートの制約の違い等
Power BIダッシュボードに関する知識を多く問われた印象でした。
個人的にPower BIはあまり触れてこなかったので、触れるきっかけになりました。
無料でPL-100を受験する方法
2023年6月20日午後4時 (16:00) UTCまでに受講を完了すると、
無料でMicrosoft認定資格試験を受けることのできるバウチャーを貰うことのできる
The Microsoft Learn Cloud Skills Challengeが開催しています。
詳細は公式サイト、または下記2つの記事をご参照ください。
Microsoft Build: Power Platform 開発者チャレンジを受講した結果…! | cloud.config Tech Blog (cloud-config.jp)