こんにちは!ヘルプデスクの馬場です。
今回は、経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」を改めて読んでみて、来たるべき「2025年の崖」に向けた対策を考えよう!と思います。
「2025年の崖」とは?
前述の通り、経済産業省の「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」が2018(平成30)年に発表した「DXレポート」の中で語られている言葉です。
当時は「ふーんまだまだ先の話だろ」と感じていた方も多いと推測していますが、2023年も暮れに差し掛かり、実質1年しかないやん!という状況となっております。
そもそも、経産省のいう「2025年の崖」とはなんぞや?ですが、
以下の定義がされています。
- DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~(サマリー)から引用
ふむふむなるほど、やばいじゃん。
うちの会社ってどうしてるんだっけ?
と、今の時点でそんなこと言ってらっしゃる方はいないと思うくらい、皆さんが課題として捉えていることと思われます。
ただ、これまでにDX推進してきた「つもり」になっていないかどうか、改めてDXレポートを読み解き、本質を理解しておこうと思いました。
「DXレポート」サマリーのサマリー
上記リンクにある「DXレポート」はサマリー版なのですが、これだけでも結構なボリュームがあってすんなり理解するのが難しいので、さらにサマってみました!
総務省のDXレポート「ITシステム「2025年の崖」」は、日本のITシステムの現状と課題に焦点を当て、2025年を迎えるにあたっての警告を発しています。
以下は、レポートの要点を具体的かつ情報量を増やして箇条書きで要約したものです。・ITシステムの老朽化: レポートでは、日本の多くのITシステムが既に稼働から10年以上が経過しており、更新や刷新が必要であることが指摘されています。
老朽化したシステムは、セキュリティリスクの増大や運用の困難さ、柔軟なデータの流通や活用の制約などの問題を引き起こす可能性があります。・2025年の崖の到来: レポートでは、2025年を「ITシステムの逼迫(ひっぱく)」する年と位置付けています。
つまり、既存のITシステムの老朽化がピークに達し、その後の運用が困難になるという状況を指しています。
この崖を乗り越えるためには、早急な対策が必要です。・DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性: レポートは、DXを進めることがITシステムの刷新や最新技術の導入を促進し、2025年の崖を乗り越えるための重要な手段であると強調しています。
DXによって、現行のITシステムの課題を解決し、新たなビジネスモデルやサービスの創出を可能にすることが期待されています。・DXの要素: レポートでは、DXを実現するために以下の要素が重要であるとしています。
・データの活用: ビッグデータやAI、IoTなどの先端技術を活用して、データの収集・分析・活用を推進することが求められています。
・オープンイノベーション: 他の組織や産業との連携を強化し、新たなビジネスモデルや技術の創出を促進することが重要です。
・組織・人材の変革: DXを推進するためには、組織の文化や体制を変革し、新たなスキルやマインドセットを持った人材を育成する必要があります。・呼びかけと推進: レポートでは、総務省が各省庁や自治体、企業に対して、DXの重要性を認識し、積極的な取り組みを行うよう呼びかけています。
さらに、政府としてもDX推進のための戦略的な支援策や政策を展開することが示されています。総務省のDXレポートは、日本のITシステムの課題や限界を明確にし、DXの重要性と必要性を訴えるものです。これにより、2025年の崖を乗り越えるための対策や取り組みが推進されることが期待されています。
なるほど、わかりやすい!
実はこのサマリー化、弊社が提供する「GaiXer」に要約してもらいました。
手前味噌ながらGaiXerにはいつも助けてもらってます。
無料で利用できる環境もありますので、是非皆さんも使ってみてくださいね!
尚、このレポートではDX推進の具体的な施策については特に触れられていませんので、ここからさらに理解を深めていく必要があります。
最も分かりやすい例は、「レガシーシステムのクラウド化」ではないかと思います。
皆さんの会社でも取り組まれているのではないでしょうか?
FIXERでは、これまでにメーカーなどの一般企業はもちろんのこと、金融業界や政府系など幅広くクラウドマイグレーションを行ってきた実績があります。
そういった、これまでの経験と知見についてご紹介していければと考えております。
今後の記事に是非ご期待ください!