【CloudWatch】低価格で利用できる新しいログクラス「Infrequent Access」がリリースされました!
2023-11-29
新しいログクラス「Infrequent Access」
サービスの規模が大きければ大きいほど収集するログの数も増えてしまい、料金も増えてしまいます。
料金を抑えるためには取得するログのサンプリングレートを下げるなどの対策が必要でしたが、それでは監視や分析の精度が下がってしまいます。
このように収集するログの量と料金はトレードオフの関係にありました、、
そこで登場したのが「Infrequent Access」クラスです!
アクセス頻度の低いログをInfrequent Accessのロググループにためておけば、従来のスタンダードクラスよりも低価格で運用することができます。
スタンダードクラスとの違い
Infrequent Accessは低価格で使えますがいくつか利用できない機能があります
ケースに合わせて適切なログクラスを選び、料金を削減していきましょう!
機能 | Infrequent Accessログクラス | スタンダードログクラス |
Fully managed ingestion and storage | 〇 | 〇 |
Cross-account | 〇 | 〇 |
Encryption with KMS | 〇 | 〇 |
Logs Insights | 〇 | 〇 |
Subscription filters / Export to S3 | 〇 | |
GetLogEvents / FilterLogEvents | 〇 | |
Contributor, Container, and Lambda Insights | 〇 | |
Metric filter and alerting | 〇 | |
Data protection | 〇 | |
Embedded metric format (EMF) | 〇 | |
Live Tail | 〇 |
参照元:https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-amazon-cloudwatch-log-class-for…
どれくらい安くなる?
スタンダードと新しいInfrequent Accessを比較してみると以下のようになります
Infrequent Accessを使えばスタンダードよりも50%安くCloudWatchを利用できます!!
クラス | 料金 |
スタンダード | $0.76 / GB |
Infrequent Access | $0.38 / GB |
(※このブログ執筆時点(2023/11/29)ではまだ日本語版のドキュメントにはInfrequent Accessの料金は記載されていなかったのでご注意ください)