2023年の頭頃から、ガジェット系の雑誌などで時々取り上げられていた、Xreal Air(Nreal Air)を知っていますか?
Xreal Airが出てからそこそこの時間がたっているので知っている人も結構いると思います。
Xreal Airって何?
公式ではARグラスと言っています。しかし、個人的な所感としては、持ち運びが容易なプライベートディスプレイという印象です。
性能としては、
- 3DoF (Degree of Freedom)-3自由度で、顔の向きの変化は取得可能。
- 1920*1080のFullHD解像度
- 49PPD (Pixels per degree)- 1°における解像度で、どれだけ画素が詰まっているかといった指標。
参考: Meta Quest3:25PPD - 400Nits (ちなみに、iPhone 15 proは野外での最大輝度はおよそ1750Nitsだそうです。)
- リフレッシュレート:60/120Hz
と、いったものになっています。49PPDなので、とても解像度が高いのかと思いますが、FoV(Field of View)つまり、視野内における画面の大きさはあまり大きくありません。感覚的には、50~100cm先に32inchモニターがあるような感覚です。
注意点:眼鏡を使っている人は専用の度付きインサートレンズを追加で購入するとよいそうです。
何ができるの?
まず、PCの拡張ディスプレイとして使用することです。
PCと接続するとこんな感じで見れます。
動画を見るのには苦労しないけど、文字を読めないこともないけど、デフォルトの大きさだと少し小さいように感じます。
スマホやiPadなどのタブレットで動画を見るといった用途としてもつかわれています。
iPhone15 proにも問題なく接続でき、外部ディスプレイとして認識しました。
Androidの場合は公式アプリのNeburaを入れると3DoFコンテンツであそぶこともできます。まだほとんどアプリはありませんが...
ただし、端子がUSB-Cのため、USB-Cの映像出力を持っていない端末の接続には、Xreal Adapterや、GOOVIS®Young(T2) 専用HDMI-Type-cといった変換を使用する必要があります。
個人的にいいと思う使い方として、新幹線や電車などの公共の場所で、あまり覗かれたくない資料を取り扱うときに外部モニターの設定や、カバーを閉じたときの設定などでセカンドモニターのみに投影しての使用が便利なように思います。ただし、見た目は結構厳つくなりますが...
後は、まだBeta版ですが、専用のソフトウェアを入れると一枚でマルチディスプレイとしても使用できます。最大3枚まで表示可能なのですが、
GPU負荷が大きいため、グラボのパワーがあるPCでなければ厳しいです。あと、画像は少し見えにくいですが、3枚表示しています。真ん中のモニターに設定画面が表示されています。
Xreal Beam
これはXreal Airを無線ディスプレイとして使用することができるようにするアクセサリです。
同じネットワーク下にあるPCやスマホと無線接続が可能です。
また、USB-Cで映像入力を行うこともできます。
WindowsやAndroidとの接続はあまり最適化されているように感じない。音が遅れてきたり、遅延がそこそこ気になる。Wirelessで接続するのであれば、MacBookやiPhoneは音や映像の遅延が少なかったので、Wirelessで使用するならAppleで使用するのがいいように感じました。
Beamを使用する利点としては、Air単体でiPadやスマホと接続した場合に、視界の一定の箇所に固定されていたのが、3DoFモードで一定の方向に画面を置くような感じにできることや、画面の表示サイズの変更を行うことができるようになります。
逆に欠点は、充電式であるため、充電しながら使おうとしても、映像入力にポートを使用している場合は充電が使っているうちに切れてしまうといった問題があります。
また、少し前のアップデートでPCとUSB接続して.apkファイルを転送できるようになり、例えば、RD クライアントのアプリをインストールして、デスクトップPCをリモートして使ったりできます!!マウスやキーボードをBluetooth接続して、操作することも可能です!!
ただ、最近は充電が面倒でほとんど使っていません。
あと、2024年の1QのCESで何かXrealから発表があるみたいなので、楽しみに待っています!
そのほかの個人的に注目しているデバイス・ほしいデバイスとしては以下のものがあります!
- Meta RayBanのサングラス(日本で使えるように早くなってほしいなぁ)
- Visor
- Kura Gallium
- Varjo XR-4
- Looking Glass Go
といったところです。この中の何か購入した際にはそれで記事を書こうと思います!