自己紹介
どうもこんにちは!
株式会社FIXERに2024年新卒で入社した大田です。
まず軽く自己紹介をしますが、欧州サッカーに興味あります。
Jリーグはあまり見てないんですけど、最近はJ1昇格したばかりの町田ゼルビアがアツいらしい。
それと、、、投資にも興味があります。
最近新NISA始まったじゃないですか
大学生のころから投資しようと考えていたんですが、頭金少なかったのでやる気起きなかったんですよね~
ついに証券口座開設したんですけど、始める前にやること・知っておくべきことが多すぎて困ってます...
あと、世界の市場を知るために英語の勉強を頑張りたいな
最近は翻訳ツールも高性能ですけど、やっぱり直感的に理解できるようになりたいですよね~
…と前置きはさておき
今回は大学時代の研究について執筆していきます。
研究について
※このブログはすっきりしない終わり方をしますのでお気を付けください。
私は認知科学という分野で研究を行ってました。
まず、認知科学とは何か。それは「人間の認知を科学的に研究する学問」のことを指します。
簡単に説明すると、「我々が世界をどのように理解し、それに基づいて行動するかを研究するもの」です。
人間の認知の仕組みを理解することで、それを模倣したAIを作ることが可能になります。このようなAIは、人間の思考や行動を予測したり、人間らしい判断を下すことができ、我々の生活を豊かにする可能性があります。
私は「人工知能は、人間が発した言葉の意図をくみ取ることができない」問題に着目しました。
例を挙げると、音楽を再生中のAIスピーカーの音量を上げたいときに、「音量を上げて」と人間側が言葉を発し、音楽の音量ではなく、応答時の音量を上げるような場合です。
「人間がどのように相手の意図をくみ取っているのか」
これをAIにプログラムすることでこの問題は解決すると考えられます。
人間同士がコミュニケーションをとる際、経験から相手の発言の意図を容易に推定できてしまいます。そういった環境をクリーンにするために、研究では元々意味を持たない図形をメッセージとした記号コミュニケーションゲームを用い、人間同士でのコミュニケーションを観察することとしました。また、そのゲームに取り組むことにできる計算モデルを用い、人間同士のコミュニケーションで分かった人間のメカニズムを計算モデルに組み込み、その計算モデルと人間のペアでゲームに取り組んでもらうことでそのアルゴリズムの妥当性を評価しました。
しかし、ここで問題が発生してしまいます。
このゲームは、お互いのプレイヤーが相手の意図をくみ取ることで得点を得られるものとなっており、お互いのプレイヤはあらかじめ用意された4つの図形と4つの意味を紐づけることを一つの目標とします。1つの図形に対してお互いが同じタイミングで違う意味を使用したとき、お互いにどちらの意味を学習すればいいのかわからない状態となってしまいます。
そこで私は、2つの方法を考案しました。
- リーダータイプ(自分が使った意味を学習するタイプ)とフォロワータイプ(相手が使った意味を学習するタイプ)に分かれる方法
- 両方の意味を一次的に学習し、ほかの図形の意味の決定により意味を一つに絞る方法
1のメカニズムで人間とのゲームに取り組んでもらったところ、問題解決前よりも高いパフォーマンスを得ることができ、人間同士でゲームに取り組んだ場合のパフォーマンスに近づきました。つまり、計算モデルはより人間に近づいたということです。
2のメカニズムで人間とのゲームに取り組んでもらったところ、問題解決前と同じようなパフォーマンスになりました。pフォーマンス向上に繋がらなかった理由は何か間接的な原因にあるものだと思っています。
…と私の研究はここで終了しました。すっきりしない終わり方で申し訳ないのです(ぴえん)
この問題の解決については、研究室の後輩に託しています。どうなるのか楽しみです。