
初めまして。2025年4月に株式会社FIXERへ入社した 山際涼太 です。
実家は三重で名古屋の専門学校に通った後、今後も多くの開発に携わりたい、電子カルテやGaiXerにも携わってみたく、FIXERへ入社しました。名古屋や四日市の選択肢もありましたが、上京してみたい思いから、東京を志望して配属いただきました。
今回は、4年の学校生活を通して作成した、いくつかのアプリについてお話します。
Androidアプリ(1)
専門学校に入学して、初めて開発したのは「すていず」というAndroidアプリでした。
このアプリは新型コロナウイルスが流行真っ只中の状況で、スーパーなどの商業施設での混雑状況を可視化したいとの考えで作成を開始しました。
このアプリでは、Bluetoothを用いて周囲のデバイス数を検知し、密集を判定しています。当初はBluetoothのMACアドレスで店舗入退室を検知する予定でしたが、MACアドレスが数分で書き換えられるため不可能でした。Bluetoothの範囲が想定以上に狭かったため、カウントや密集と判定する方法の確立に苦労しました。AndroidStudioでJavaを用いて開発し、GoogleのFirebase RealtimeDatabaseを使用しています。
Androidアプリ(2)
2つ目のアプリは「Medicine Manager」というアプリです。このアプリは、薬の飲み忘れ・飲ませ忘れを防いだり、薬の管理を行うためのAndroidアプリです。
世の中にたくさん存在するお薬管理アプリですが、このアプリではGoogle Firebase ML Kitを用いて文字認識を行う機能を実装し、お薬手帳に添付するシールから情報を読み取り、服用時刻の設定や通知機能を設定できるようにしています。
このアプリもAndroidStudioでJavaを用いて開発し、GoogleのFirebase RealtimeDatabaseを使用しています。
また、このアプリは 第19回 三鷹ビジネスプランコンテストにて「アイデア部門 特別賞」を受賞しました(91作品のうち3種)
Webアプリ
3つ目のアプリは「Phyllus」というアプリです。このアプリはZenly(ゼンリー)のサービス終了のタイミングで、プライバシーを重視した位置情報共有アプリを作れないか、という思いから作成しました。開発チームは誰も位置情報共有アプリを使っていませんでしたが、イベント会場などに集合する際に利用してみたいと考えていたため、使ったことのない人でも安心して使える位置情報共有アプリを作ろうと考えていました。
ルーム形式で共有を行い、位置情報の共有はアプリを開いている間だけ行われます。閉じている間は共有されないため、ほかのアプリよりもプライバシーを重視しているアプリになっています。
一般的なWebアプリページでVSCodeで開発しGitも用いました。JavaScript/HTML/CSSでPWAに対応したWebアプリです。GoogleMaps及びFirebase RealtimeDatabaseを使用し、Firebase Hostingを使用してデプロイしています。
また、こちらのアプリも 第6回 専門学校HTML5作品アワードにて「企業賞 神戸デジタル・ラボ賞」を受賞しました(ページ・160作品以上のうち)
Flutterアプリ(iOS / Android)
4つ目のアプリは「StreetPassSNS」というアプリです。このアプリはニンテンドー3DSのすれちがい通信を、何らかの形で再現したい思いから制作を始めました。
今回はBLE(Bluetooth Low Energy)を用いてすれちがいSNSを作成しました。BLEでユーザー識別子を交換し、そのユーザー識別子をもとにデータベースを参照することで、ユーザーが登録した投稿内容を取得・表示するアプリです。
このアプリは卒業制作として作成し、学校の卒業制作展でも発表しました。3DS懐かしいなど、すれちがい通信を楽しんでいただけました。
ここまでが学内・チームで開発したアプリについてでした。
その他・Discordアプリ(旧Bot)
その他、制作したアプリについて箇条書きですがご紹介させていただきます
- iOSアプリ - 外部APIとスプレッドシートに蓄積されたデータから、最新/過去のゲームランキングを表示する
- C#アプリ - DBを用いた出欠席管理アプリ
- GitHub Pages - 簡単な閲覧やダウンロード機能を行うことのできるデータベースページなどを公開
- Discordアプリ(旧Bot) - ゲームデータを表示するものや、コミュニティサーバーの管理・ログアプリなど
- アプリのうち1つは現在150サーバー8000メンバー以上にご利用いただいています!
最後に
ここまで見ていただきありがとうございました。
経験豊富な方が同期にたくさんいるようなので、私はまずは会社で研修で基礎的な知識をしっかり身につけて、配属先でも精いっぱい頑張ろうと思います。
よろしくお願いいたします。