はじめまして。2025年4月にFIXERに入社した鷲澤です。
入社後最初の投稿ということで、簡単な自己紹介と、学生の頃に行っていた研究について書いています。
研究では、研究室内の数名でチームとなって"視覚障害者向けの歩行支援シューズ"を開発していました。
私が担当していたのは「シューズ(ハードウェア)の設計」と「内部機構の動作時間の短縮」という2部門なので、これらについてまとめていきます。
自己紹介
・名前:鷲澤 稜河(わしざわ りょうが)
・生年月日:2004年3月28日
・出身地:群馬県
・出身校:沖縄高専(本科:情報通信システム工学科)
・部活:軽音部、ロボット製作委員会(俗にいうロボコン部)
・趣味:ピアノ、キーボード(楽器のほうです!)、モバイルアプリ開発
学生時代
もともと音楽が大好きで、3・4歳からエレクトーンとピアノを始め、小学校、中学校では吹奏楽で主にトランペットやユーフォニアムなどの金管楽器を担当、高専では軽音部に入部しました。高専祭でもバンド演奏をしたり、駅や空港のストリートピアノを弾いたりと、常に音楽と生活していました。
私がこれだけ音楽に没頭できた理由の一つは、「音楽は多くの時間やスキルを注ぎ込む必要がない」ことをモットーとして、文字通り「楽しむ」ことに専念できていたからです。そうすると、音楽活動外の空き時間は思ったよりも多く、その時間は勉強なり他の趣味なり、好きなことに使えます。高専では、興味のあった組み込み制御(ラズパイとかArduinoとか)の独学を始めました。次第に組み込みのスキルや発信力も上がり、実践する場が欲しい!となってきた頃、先輩からロボコン部に入らないかというお誘いを受け、ロボコンの沼へと足を踏み入れました。ここで、本格的な組み込み制御とアプリ開発の経験値を稼ぐことができました。
障害者福祉への興味
音楽とも技術とも別のものとして、障害者福祉にも興味があります。
小学校に入る前、母に連れられて聴覚障害をもった方々と接する機会があり、そこでの会話が難しいといった経験から「聴覚障害者向けの通訳アプリを開発したい」という一つの野望ができました。
研究
私の所属していた研究室では、主に卒業した先輩の引継ぎ研究を行っています。
先輩の研究の一つとして、「点字ブロックが整備しきれていない現代、視覚障害者が安心して街を歩けないよね」といった意見から、そのような人々を支援するシューズ型デバイスの研究開発があり、私はこれを引き継ぐことになりました。引き継いだ時点ではシューズすらなく、内部機構の試験版と資料があるだけでした。
しかし、前項の通り組み込み制御や障害者福祉への興味があり、ロボコン部でハードウェア設計のスキルも吸収することができたため、「これは絶対に作ってやる!!」と意気込み、CADでシューズの設計を行い、3Dプリンタでハードウェアの製作を行いました。また、ハードウェアに合わせて内部機構も設計変更&独自パーツを3Dプリントし、ESP32を用いた制御を行えるように改良しました。
この研究開発はチームで行っており、ESP32での制御のために他メンバーのAI技術などとも繋ぎこみを行ったのですが、長くなってしまうのでここでは割愛させていただきます。
まとめ
今回は、自己紹介と高専での研究内容について簡単にまとめました。
私は、「障害をIT面から支援し、障害ではなくす」ことを目指し、様々な活動を行ってきました。
FIXERではこれらの経験や知識を生かし、あらゆるチャレンジを成就できるよう、全力で頑張ってまいります!!