サクッとゲームを作るときの選択肢
2025-04-10
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2025年卒の西半涼賀と申します。今回は私が学生時代に少ししていたゲーム制作の話についてお話をしたいと思います。

自己紹介

初めまして!2025年卒の西半涼賀といいます!

三重県にある近畿大学工業高等専門学校という学校の制御情報コースで制御や情報関係について学んでまいりました。ちなみに名前の通り近畿大学系列の学校、つまり私立ですが、私立の高専は全国でも非常に少ない(確か4校だったかな?)珍しい学校らしいです。

学生時代は授業ではJavaやPythonなどのプログラミング言語を学んだり、ハードウェアやメカトロニクスなど制御系の分野について学んでまいりました。

課外活動に関しては部活動で少しプログラミングを触ったり、ロボットを制御したり、文化祭などの企画運営に携わったりなどなどいろいろしてきました。卒業研究では超新星爆発に関するシミュレーションを行っていました。まぁ、この辺りの話はまた今後お話ししようと思います。

本題

さて、突然ですが私の趣味はゲームです。

よくやるゲームのジャンルはストラテジーゲームとかシミュレーションゲームとか...時間をかけてゆっくり考えながらするような感じのゲームをしてることが多いです。この会社に入る直前の春休みには文明を発展させていくストラテジーゲームをして時間を溶かしていました。最近はFPS好きが多いらしいですけど、あれはエイムが下手すぎるのであまりすることはないです。

ゲームをするのも好きなんですが、たまにゲーム作ったりします。

このブログを見てる方々ならゲーム制作に興味があったり、ゲーム制作したことがあるよ!って方々が多いと思うんですが、そういうときって選択肢にUnityUnreal Engineなどのゲームエンジンを使うことが多いと思います。UnityやUnreal Engineって色々機能があってすごいですよね!自分もUnityなら使ったことがありますが、標準機能だけでもプログラミングをほとんどせずとも重力処理だったり当たり判定処理だったり、できるのですごいクオリティのゲームを最小限のコーディングで作ることができます。実際学生時代の私の周りにもゲームを作ったりする人はいましたが、大半がUnityを使ってた印象ですね(Unreal Engine派は自分の周りにはいませんでした...。)。

私自身簡単なゲームをサクッと作ることが何回かあったのですが、そういった際にUnityやUnreal Engine以外の方法で作ったことがあるので、今回はその方法(というかライブラリ)について紹介しようと思います!

Processing

うちの学校の授業でよく使ってた言語ですね。ネットで調べたら電子アート用の言語として開発された言語らしいです。電子アート用ということもあり、めちゃくちゃ簡単に絵や図形を描画できます。数行で図形を描画できることから、初心者向けの学習言語としてもよく使われたりするらしいですね。

ゲーム制作用の言語というわけではないので、当たり判定とか重力処理とかアニメーション管理とかの機能はないです。あと、音楽を鳴らそうとしても別途ライブラリをインストールする必要もありますね。しかしながら、機能が少ない=覚えることも少ない、ともとらえることができ、初心者には特におススメな言語です。

私はこの言語を使ってブロック崩しとかをチュートリアルで作ったりしましたね。言語は基本Javaベースの言語で記述しますが、Python版があったり、p5.jsというProcessingのJavaScript版もあったりするので、自分の好きな言語でできるのもポイントです。p5.jsはWeb公開とかもできるので、ブラウザゲームとかも作れるよ!

DXライブラリ

Processingは確かにめちゃくちゃ簡単に、かつ手軽にゲームを作れるので、初心者にはお勧めなんですが、がっつりしたゲームを作るには残念ながら向いてません。そういったときにはコレ!C++でしっかりしたゲームが作れるゲームライブラリです!2Dゲームにも3Dゲームにも対応していて、記憶が正しければコンシューマーゲームの開発もできます。といってもコンシューマーゲームを作ったことは当然ないですが...。

もちろんC++なので、コンパイル時間とかはかかりますが、それでもUnityと比較しても読み込み速度は速かった印象です。あと、自分はVisual Studioで作っていたのですが、やっぱりUnityと比較してもGUIでの操作が少ないので、そこら辺の操作が煩雑だなと感じて、しっかりしたゲームを開発したいという人にはおススメです!

Pyxel

皆さん、ドット絵のレトロゲームは好きですか?私はドット絵がかわいくて結構好きです。ただ、私はレトロなゲーム機を持ってないのでする機会はあんまりないですね...。じゃあ自分で作ってしまおう!ということでレトロなゲームを作れるゲームエンジンがこのPyxelです。

私も実はつい最近存在を知りました。レトロゲームの製作に適したゲームエンジンで、簡単にノスタルジックなレトロゲームをPythonで製作することができます。レトロな雰囲気のゲームを作るためのものであるため、低解像度で使える色や同時再生できる音にも制約がありますが、制約があるからこそ覚えることも少なく、気楽にレトロな感じのゲームを作ることができます!

ドット絵の編集ツールやBGMの編集ツールなどもPyxel側で用意してくれているため、自分でソフトとか用意する必要がない点も魅力的ですね!

JavaScript

先ほどはライブラリだのゲームエンジンだのを使って作る方法ばかり紹介しましたが、頑張れば外部ライブラリなどに頼らず作ることも可能です。

JavaScriptには図形描画などができるCanvasという機能があり、それを使ったら頑張ればゲームが作れます。もちろんJavaScriptなので、ブラウザとメモ帳さえあれば作れますし、Web公開も可能です。ただ、別にゲームを作るための機能ではなく、あくまでグラフィックの描画機能くらいしかないため、高度なゲームを作るとなるとちょっと大変かもしれないですね。環境構築がしたくない未経験者の方とかは試しにやってみてはどうでしょう?

最後に

いかがでしたでしょうか?興味のあるライブラリとかはありましたか?どれも違う良さがあるので、いろいろ触って自分に合う方法でゲーム制作ライフを楽しみましょう!

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2025/04/11
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