2次元コードの拡張
2025-04-10
azblob://2025/04/08/eyecatch/2025-04-09-two-dimensional-code-000.jpg

はじめまして!25年入社の鈴木颯太です。今回は自己紹介と、私が専門学校時代に取り組んだ卒業研究についてお話しします。

●自己紹介

「颯太」という名前ですが、高校時代は同じクラスに5人もいたため、「すずそう」と呼ばれていました。生まれは愛知県豊橋市です。豊橋の魅力といえば、新幹線1本で色々な場所にアクセスできる便利さでしょうか。

趣味は将棋で、小学6年生のときに日本将棋連盟から初段と認定されました。今は、「将棋ウォーズ」というオンラインで将棋が指せるアプリで緩く楽しんでいます。

●卒業研究:2次元コードの拡張

専門学校時代の卒業研究テーマは「2次元コードの拡張」です。

皆さんご存知のQRコードは代表的な2次元コードですが、格納できる情報容量に制限があります。

私の研究では、QRコードの1マス1マスを文字に置き換え、その文字に色を付けることで格納できる情報を増やすことに成功しました。

卒業研究で私はOpenCVを使い、色を検知する部分を担当していました。卒業研究を進めていくと、色検知は外部の影響をめちゃくちゃ受けてしまうといった問題に直面しました。どうやったら光の影響を最小限にして色検知をするかをトライアンドエラーを繰り返し研究していました。

2次元コードの拡張について、具体的な内容をご説明いたします。

一般的な2次元コード(QRコード)では、黒いセル(■)を1、白いセル(□)を0として情報を表現しています。私たちの拡張では、これらのセルを「a, b, c」などの意味のある文字に置き換えることで、表現できる情報量を増やしました。

さらに、単なる文字列の羅列にならないよう、文字の色を変更することで色の違いを利用し、情報量をさらに増やしました。
 


上記のように、文字色が黒の場合は0、緑の場合は1を表すといった具合です。これにより、情報表現方法が増え、結果として情報量を増やすことに成功しました。

また、データが直接見えてしまうことを防ぐため、共通鍵で暗号化した後に正方形に整形して表示しています。これにより、セキュリティを確保しつつ、視覚的にも整った形で情報を表現することができます。

この拡張により、従来の2次元コードよりも多くの情報を、より安全に埋め込むことが可能にしました。

●終わりに

ブログを読んでいただきありがとうございました。
自己紹介と卒業研究の内容を通じて、私の背景や技術的な興味をお伝えできたなら幸いです。
これからも面白いと情報や技術がありましたら、どんどん共有していこうと思います。

azblob://2025/04/10/eyecatch/2025-04-10-stock-prediction-using-lstm-intro-000.jpg
2025/04/11
Others