ありがとう、AI
卒業研究から雑多なメモの要約まで。さまざまな場面でAIに助けられてきた。公式ドキュメントを読む作業も、文献の少ないニッチな技術も、AIのおかげで苦労なく使えた。
ほんとうにありがとう…AI
僕の学生時代において、君たちの存在は大きい。大きすぎる。そんな、AIたちに感謝をしつつ、それらによって下駄を履かせてもらった僕の開発経験と彼らの功績を書いていこうと思う。

開発経験
Unityでのオンラインゲーム開発(C#,Unity)
これは授業の一環で作った。ゲームとは名がついているが、中身は半分くらい会議用ソフト。アバターを自由にして、議論の進行をシステムにすることで、議論に不要な先入観を消し、また、決められた時間で結論を出すためのゲームだった。
これに使った、Photon Fusionというオンライン通信を可能にするライブラリに相当苦戦した。僕のような右も左もわからないよわよわエンジニアにとって、ライブラリ名で検索して、公式記事とヒット率の低いWebページしか出ないというのは絶望でしかなかった。公式記事も理解しがたく、サンプルや解説も一歩足りない。
しかし、そんな開発にも一筋の光がさすことになる。
それこそChatGPTの採用だ。当時はWebページを読んでもらうことなんてできなかったから、とりあえず関連ありそうな公式ドキュメントをコピペして、要約を頼む。わからない用語も、概念も解説を頼んで、放り投げる。「読める…読めるぞ…!あんなに難解だったドキュメントたちが!」
僕が数時間、数日間、進まなかった開発が一気に進んだ。徹夜ぎりぎりの自室で、手をたたいて喜んだことを覚えている。
- 卒業研究での開発(Python,JS)
僕の卒業研究のテーマは「研究室不登校を防止する顔認識システムの開発」…。正直、顔認識だとか画像認識だとかは使ったことはなかった。それにうちの研究室の設備はLinuxサーバで、そこで処理できるようなシステムを目指した開発だった。
しかし、案ずることはない。僕にはあまりにも偉大な味方がいるのだから。使用する技術の指定やハードの制約の存在もあり、すらすらと進んだわけではないけれど、それでもGPTのおかげで、僕単独では決してなしえない成果をあげることができた。
通信の暗号化だとか、処理だけではなくGUIの作成。僕はどれもしたことなかったのに、開発することができた。卒業研究で僕が書いたコードはほとんどなく、僕がしたことはGPTに対する命令文と与える情報を多少工夫したくらいだ。
最後に
AI(主にGPT)が生まれてからは、僕ができることは広くなったと思う。もちろん、これは僕自身の実力ではないし、これでコーデイングの勉強を放棄する気はないが、それでも大きな力になったのは確かだ。社会人になった今。僕は今までお世話になったAIをより生かせるような仕事がしたい。そのためには、今までよりも多くの選択と可能性を見出すために、AIを含めたいろいろな技術への理解を深めることが必要不可欠だ。FIXERの環境や仕事の中で、その意識と意欲を忘れずに日々に励んでいきたい。

僕について
25年高専卒。
趣味はゲームを作ったり、ガジェットを集めたり。米津玄師の追っかけを継続して10年弱。