初めてAzure Portalを使用した時の違和感

こんにちは。

私は、Azure Portalを利用した新人研修を通して、Azure Portalの不透明さに違和感を覚えました。ある程度の知識がある人なら、中身がどのような構造で、どのように動いているのか、何を実現できるのかを理解できていると思います。またAzure Portalは、開発者が簡単に開発できるように簡易的になっていますが、技術力のある人しか理解して使えないと感じます。私は、その簡易性ゆえにブラックボックス化された利便性あふれる機能が、どうにも気持ち悪く感じます。それは、ブラックボックス化された中身がどのようになっているのかが気になるからです。

新人研修でAzure Portalを利用することを考えてみます。

Azure Portalでは、Webアプリの作成や、サーバーの立ち上げなどが、非常に簡単にできてしまいます。Webアプリの作成を例にとると、必要となる設定はたったの6つになります(図1)。

Azure Web App の設定入力画面

図1 WebApp作成画面

たった6つの設定を行うだけで、アプリのベースができてしまいます。しかしながら、この時点では、中身がどのような構造なのかは理解できないと思います。これを新人研修で行ってしまうと、成果物は得られても、基礎知識の成長にはつながらないと思います。

技術力のある人なら、いろいろな体験ができ、短期間で大きく成長できると思います。一方、技術力のない人がいろいろな体験をしても、本当に技術力が向上しているのかは疑問です。もちろん、調査することや、技術力のなさを実感することで、成長につながっていくと思います。ただ、その方法が最善であるとは思えないです。それは、基礎知識を独自で勉強し、自身の中に落とし込んでいる時間の方が、よっぽど身になっているように感じたからです。技術を学ぶ上で、Azure Portalのような簡易性は必要ないと思います。あくまで技術力をつけた人が開発にスピードをつけるための環境であるように感じます。

ただ、刺激にはなると思います。私は、分からないことが多いからこそ学ぶ意識が生まれ、同時に楽しいとも感じました。このモチベーションの向上は、時間外に学ぶ意識を持つことにつながり、トータルとして成長率が高いようにも思います。

今後、ブラックボックスの領域が広がったAzure Portalを新人研修で用いることは、必ずしも適切であるとは言い切れないのではないかと思います。

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