増税で変わったセルフレジのUIは性善説なのか【LAWSON】
2019-10-03
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ついに消費税が10%になりましたね。2日連続でセルフレジネタに挑戦するマーケティングチームの奥山、いまだに軽減税率を把握しきれていませんが私の命をつないでくれる生活に欠かせない商品って一体何でしょう?

増税でてんやわんやの日本。混乱の波が一番押し寄せているのはどんなお店にもある、そう、レジですね。

店員さんが使うレジは客側の自分たちが操作する必要はないので、さほど会計に変化は生じません。しかし問題は自分で操作しなくてはならないセルフレジ。それも面倒くさいのはコンビニです。なぜならイートインスペースがあるコンビニが増えてきているというのに、テイクアウトとイートインでは税率が変わってしまうから。

というわけで、普段はあまりコンビニに足を運ばないのですが、調査のためにオフィス近くのLAWSONへ向かいました。

「海苔のはさみ焼き 梅味」を片手にセルフレジへGO(おいしくておすすめですよ)。

まずは今まで通りバーコードの読み取りです。

すると……。

イートインかどうか自分で選ぶボタンが。

ここでボタンをスワイプして「はい」にしてしまうと税率10%で152円になるのでテイクアウトより3円高くなります。

訪れたコンビニにはイートインスペースがないのですが、入り口から出る前にいきなりバリバリ海苔を食べ始める人はここでイートインボタンを「はい」にしなくてはいけません。

けれど問題は、本当に私が入り口を一歩出てからバリバリ始めるかどうかを確認する店側の人間がいないということです。

たとえ私がバリバリってるのを見かけたとしても、セルフレジで私がイートインボタンを「はい」にしたかはわからない!

これは8%で店内バリバリし放題! バリバリピーポー、略してバリピに8%でなり放題だ!

つまり……

軽減税率とは性善説である――。

(コンビニ以外も同じような問題を抱えそうですね)

当社が開発したキャッシュレスアプリは美容院用なのでこの混乱の波に巻き込まれることはありませんが、今後軽減税率の混乱で日本の様々なお店で諍いが起こることがないよう望みます。

「加工物は課税対象、手を加えていないものは非課税で税金0%」などアメリカにも軽減税率のルールはあります。バナナの皮を剥いて売るかそのまま売るかで税金が変わったりするので、最初は混乱不可避です(ピザも冷凍なら非課税のはず)。

でも案外慣れていくものですので、しばらく様子見でしょうか。

P.S.

ちなみに決済方法はキャッシュレス系の記事で何度も書いていますがこのあたりが日本っぽくてお国柄出てますね(携帯を使った電子マネーに関してですがアメリカでもApple PayとGoogle Payが使える店は時々あります)。