ブログと九徳
2020-12-25
目次
FIXER Tech Blogが社員のみんなの頑張りで本日、1000本を達成することになります。
これまで、999本のブログを書いて頂いた
みんなにこの場を借りて感謝を込めて1000本目のブログを書かせていただいた野村です。
皆さん、九徳をご存知ですか?
九徳とは
人の行なうべき九つの徳。「書経‐皐陶謨(こうとうぼ)」によれば、寛而栗、柔而立、愿(とく)而恭、乱而敬、擾而毅、直而温、簡而廉、剛而塞、彊(きょう)而義の称である。
「徳」とは「人望」のことだというのが、企業経営者の共通認識であるらしい。
人徳の無い人はリーダーになれないし、部下はリーダーに人徳を期待する。
その定義として有名なのが、「九徳」である。
- 寛にして栗(りつ) 寛大だが締まりがある
- 柔にして立 柔和だが事が処理できる
- ゲンにして恭 真面目だが丁寧でつっけんどんでない
- 乱にして敬 事を収める能力があるが慎しみ深い
- 擾にして毅 おとなしいが内が強い
- 直にして温 正直、率直だが温和
- 簡にして廉 おおまかだがしっかりしている
- 剛にして塞 剛健だが内も充実
- 彊にして義 豪勇だが正しい
これを逆に読むと「〜するなかれ」となり、下記のように言い換えることが出来ます。
- こせこせとうるさいのに、締まりがない
- とげとげしいのに、物事の処理ができない
- 不真面目なのに、つっけんどん
- 事を収める能力がないのに、態度だけは大きい
- 粗暴なくせに、気が弱い
- 率直にものを言わないくせに、内心は冷酷
- 何もかも干渉するくせに、全体がつかめない
- 見たところ弱々しいのに、内面も空っぽ
- 気が小さいくせに、こそこそ悪事を働く
九徳は相反する言葉の対なので、逆転させると一気に「不徳」は倍になる。リーダーはもとより、同僚にも部下にもいて欲しくないタイプなのは、多分世界共通だと思います。
そこで
これをブログ(文章)の評価として言い換えてみました(相当強引ですが)
- 優しく書かれているが、主張ははっきりしている
- 解釈はいろいろあるが、とにかく役に立つ
- 几帳面に書かれているが、親切で分かりやすい
- 役に立つだけではなく、心に染みる
- 静かな語り口だが、主張は正しい
- 率直に物事を伝えているが、語り口は優しい
- 大まかだが、しっかりしている
- 主張は強いが、内容は充実している
- 強引な語り口だが、言ってることは正しい
FIXERのTech Blog を読んで頂いた皆様が、上記の「徳」のどれかを感じていただければ幸いです。
2021年度もFIXER tech blog を宜しくお願いします。
FIXER Tech Blog編集長 野村 隆志