はじめに
お久しぶりです。川野です。前回は57の話をしましたね。前回の記事はこちら。
今回は入社してから今まで触ってきたPower Appsについて、そのなかでもほんっとにややこしい(と感じた)ライセンス関係について書いていこうと思います。
Power Appsでの開発
Power Apps。これはノーコーディング・ローコーディングでアプリが作成できるツールです。そんなことはどうでもいいんです(よくない)。このPower Appsですが、バックで動く部分は主にPower Automateを使うと思うんです。このPower Automateのせいでややっこしくなってるんですね。
コネクタ
このPower Automateですが、コネクタを使ってアクションを実行します。Office周りのコネクタは基本無料ですが、有料のプレミアムコネクタというものも存在します。httpリクエストを送るだとかデータベースにアクセスするだとか。こういったのは全部プレミアムコネクタです。下の画像のように"PREMIUM"と書いてあるのはプレミアムコネクタですね。
このプレミアムコネクタですが、使う方法がいくつかあります。例えばautomateのプランを購入することですね。一番簡単な方法だと思いますが、この方法については今回は割愛します。ほかの方法として、Power Appsのプランに登録する方法があります。これは、下の画像のようにトリガーがPower Appsであることが条件で、プレミアムコネクタが使えます。
Power Appsのプラン
詳しくは公式サイト(https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/pricing/)を見ればわかる(笑)のですが、Power Appsのプランは二つあります。power apps per user planとpower apps per app planです。これらについてみていきましょう。
per user planでは、ユーザーごとのプランで、無制限の個数のアプリを使用することができます。これはわかりやすくていいですね。
では問題のper app planです。これは、アプリごとのプランです。まずは、公式に書いてあることをそのまま書きます。
"ユーザーごとに1つのアプリを実行する。"
と、料金の近くに書いてあります。下のほうには表があり、次のような記述があります。
"2つのアプリと1つのポータル"
?????????ってなりますよね。私は先日そう思いました。1つなのか2つなのかどっちなんでしょう。
これに関して、有識の方に質問して解決・理解したので共有していきたいと思います。
Power Apps Per Plan
このプランは先ほども書きましたが、アプリごとのプランです。なんかすごくわかりにくい記載だったんですよ。要約すると、1つのキャンバスアプリと1つの駆動型アプリと1つのポータルが作れるらしいです。そうならそうと書いてほしいですよね。
つまり、キャンパスアプリを複数作成しようとすると、その分ライセンスが必要になるみたいです。
PowerAppsでの開発
ただ今回の話はこれで終わりではないんです。私達は、per app planを申請してアプリの作成を行っていました。しかし、このplanを申請した後は、複数個のアプリの作成が可能になっていました。一つで申請していたはずなのに複数作成できていたんです。
最初は何も考えずに開発を進めていたのですが、最近費用の見積もりをする際に、ライセンスの料金と詳細を調べる機会がありました。そこで見つけたのが、上でも話したアプリごとのプランです。それを見つけた後に、この状況に違和感を感じたので、調べたり有識者に質問したりしました。それで分かったのはこのper app planはどうやらテナントに割り当てられるみたいです。そして、アプリ作成ごとにそれを消費していくみたいです。つまり知らないうちにライセンスを使ってしまっていたようです。恐ろしい話ですよね。
最後に
今回でこのPower Appsのライセンス形態について知識を得たので注意してアプリ作成していこうと思います。また、この記事でライセンスの浪費事件が少しでも減らせればと思います。そして、このプレミアムコネクタにはまだ謎が多いので知識をしっかりと回収していこうと思います。例えばプレミアムコネクタのライセンスはないのでプレミアムコネクタを使うことはできないはずなのですが、httpのプレミアムコネクタのみ使うことができているだとか。
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