株式会社FIXER新卒採用担当の諸見里です。この度、9月6日~17日までの2週間で夏季インターンシップを実施いたしました。今回のインターンシップは14名にご参加いただき、最終日に参加者全員にブログを書いていただきましたので、その内容を代筆いたしました。以下内容がインターン生のブログになりますのでご覧ください。
2weeksインターンシップに参加した高橋です。本インターンにおいて、私が考えたことを体験談にまとめながら説明していきたいと思います。
1.インターン内容
インターンの2週間での日程は以下のようなものでした。始めの2日間でチームの結成とPowerAppsでのデモアプリの作成、残りの日程で企画と開発、成果発表という流れです。
私は初日は体調不良だった為、途中からの参加となってしまいましたが、FIXER社員の皆様と他のインターン生に温かく迎え入れていただき、インターン実施内容をしっかりと体験することができました。
また、一日のスケジュールは以下のようになっており、朝、昼、夕と3回ものミーティングを開いていました。始めのうちはもっと開発に時間を割いた方がいいのではないかと考えていましたが、終盤になっていくうちに開発システムが複雑になり、チーム間での共有を行うことの大切さに気づくことになりました。
2.成果
インターン内容は、地方行政の抱える問題を解決するシステムを作成することでした。私たちのチームは地域のコミュニティをより良いものにするために、自治会のICT化をテーマに「電子回覧板アプリ」を提案しました。
結果として、管理者側、利用者側の2種類のアプリを作成し、企画段階で決めていた機能をインターン内の開発で実装することができました。
以下がシステムの全体図です。アプリのUIをPowerAppsにて作成し、アプリにて使用するデータの格納場所としてDataverseを用いてテーブルを作成しました。また、PowerAutomateにてアプリのポップアップ通知とメール通知の機能を実装しました。私は利用者の個人情報を入力する機能の実装に着手し、想定する機能に応じて必要項目なテーブルを作成し、PowerAppsからDataverseを利用する方法を学ぶことができました。
3.まとめ
本インターンではMicrosoft Power Platformによる課題解決型システムの作成を行い、その中で私はMVP開発手法の大切さを実感しました。
MVP開発とは、全体の中で必要最低限の機能から実装していき、それらのテストやフィードバックの後に、別の機能の開発を行なっていく手法です。
私たちのチームでは、この手法を取り入れることで、2週間という短い開発期間の中で、自分たちのシステムの本当に必要な機能のみを始めに実装していくことで、発表までに実際に動かすことのできるシステムを開発できたと考えています。
その中で、ローコーディングでアプリを動かすことができるPowerAppsには本当に助けられました。
本インターンでは、短期間で作成したプロトタイプでも、システムの要件をしっかりと考えることで、最小限の開発でもシステム有用性をアピールすることができるのだと気づきました。これからも、この短期開発における、「完璧であることよりまず終わらせる」の哲学を忘れずに精進していきたいと思います。
終わりに、インターンシップ期間中にサポートしていただいたFIXERの皆様、メンターの方々、他のインターン生の皆様。本当にありがとうございました。