【FIXERはたらくひと図鑑】 Microsoft Top Partner Engineer Award 2025 受賞記念インタビュー -AI素人から受賞までの1年の軌跡-
2025-08-01
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みなさんこんにちは!                         

社内のはたらくひとにフォーカスする企画                         
✨はたらくひと図鑑インタビュー✨                         
今回は入社2年目にしてMicrosoft Top Partner Engineer Award 2025<Azure Data&AI>を受賞した出口 泰士さんにお話を伺ってきました!         

アワードの募集時は1年目だった出口さんの応募のきっかけや、受賞までのストーリーは必見です!!       
ぜひ最後までご覧ください!  

【Microsoft Top Partner Engineer Award 2025】とは? 
Microsoftパートナー企業の中でAzure Apps&Infra、Azure Data&AI、Modern Work・Copilot、Business Applications、Securityのカテゴリにおいて幅広くビジネスに貢献し、先進的な技術の導入やマイクロソフトテクノロジーの普及に尽力したエンジニアを表彰する制度です! 

プロフィール! 

---佐世保高専での専攻学科は何でしたか?       

出口:       
電気電子工学科でした。       
小学校・中学校で理科が好きで、電気おもしろいなと興味があって高専に進学しました。       

---理科!なんだか懐かしい響きです😃実験したな〜って思い出します 笑       

出口:       
実験楽しかったですよね 笑       
僕は理科は小学校で好きになったんですけど、その小学校の理科の先生が結構おもしろい先生で、男なんですけど「プリティ先生」って呼ばれていて人気でした。       

---プリティ先生😳え、気になりすぎる!!けど深堀りしたら時間足りなくなっちゃうので、ここは出口さんのお話を!! 笑       

出口:       
笑       
真面目にいうと、理科は電気の力や風の力など、身近なものがしっかりと説明できるところが他の教科より興味深く思ったのかもしれないです。       

---本筋に戻していただいてありがとうございます!! 

Q1,受賞について!  

--改めまして、Microsoft Top Partner Engineer Award 2025<Azure Data&AI>受賞おめでとうございます👏👏👏       
この<Azure Data&AI>は具体的にどんなところが認められての受賞なんでしょうか?       

出口:       
僕が担当しているのはFIXERの生成AIサービス[GaiXer]のお客様への導入のサポートなどを行うCustomer Experience(CX)領域の中のカスタマーサクセスというチームです。       

GaiXerはMicrosoftのAzureを使って構築しているので、お客様へGaiXerを広めることによってMicrosoftのパートナーとしてしっかり活動した、という点で評価していただけたんだと思います。       

---ありがとうございます!受賞を聞いた時の率直な感想を教えてください!       

出口:       
嬉しくて、「チャレンジしてみてよかった」というのが一番最初にきました。       

---応募のきっかけは何かあったのでしょうか?       

出口:       
例年社内でもたくさんの方がチャレンジしているのですが、昨年同じチームだった先輩の高桑さんが同じくAIカテゴリーで受賞(*1)されていて、上長から「出口くんもチャレンジしてみたら?」声をかけていただいたのがきっかけです。       

(*1)高桑さんなど昨年の受賞者の紹介はこちら👇       
<AI><Azure>編<Modern Work><Business Application>編       

---出口さんは24年入社ということなので、応募当時は1年目ですよね?すごいチャレンジじゃないですか?!私だったら不安でオロオロするかも😂       

出口:       
そうですね。新入社員でAIに触れ始めたのも日が浅かったので、いざ応募するとなると「自分が応募しても大丈夫なのかな」と緊張しました。       

ですが、浅いながらも色々な案件に関わらせていただいて、そこから発信できることもあるだろうと思って応募しました。       

---日が浅かったということは、かなり短期間でAIについて勉強した、って感じなんでしょうか?       

出口:       
そうですね。AIは初めて触れる、っていうレベルでした。       

---そうだったんですね😳!!       

出口:       
なので、受賞を聞いたときは嬉しさと同時に、1年間自分で色々活用してみたり実際にお客様にGaiXerを広めたりと、AIに触れられて良かったなと感じました。       

---AIに初めて触れるレベルで、CX領域への配属はご自身で希望されたんですか?       

出口:       
僕の場合は、開発領域やUI/UXの領域などいくつかの配属先の候補の中で“お客様と直接接する機会が多そう”という他の領域とは違うところに興味が出て配属を希望しました。       

全然AIについて知らなかったので、本当に思いつきでやりたいなと思った感じです。       

---うわー!その選択がTop Partner Engineer Award受賞につながっている!改めてすごいです!!       

出口:       
あの時は本当に興味だけで動きました 笑       

---いやいや、好奇心が生むチャレンジ、大事ですよ!これまでの経験とか得意なこととか、やっぱり頭で考えちゃって意外と興味で動ける人は少ないと思います🤔       

出口:       
後先をあまり考えないと言いますか…       
思い立ったらやっちゃいたいって感じです。       

---そういう勢い、いいと思います! 

Q2,評価されたポイントや苦労したことは? 

---「AIに関わって日は浅いけれど、いろいろな案件に携わった」とのことですが、具体的にどんな案件でどんなことをされたんでしょうか?       

出口:       
応募にあたり具体的に携わった案件として挙げたのは省庁へのGaiXer導入についてです。       

業務としては、省内での発信資料の作成や、要望に合わせたテンプレートの作成など、主に省内へのGaiXerの普及を担っていました。       

その中で苦労したことは、省内でも人によって生成AIを使えるレベルが違うので、使いこなせる方向けのレベルの高い研修内容だと初心者の方には難しくてついていけない、逆に簡単すぎると為にならない内容になってしまう、ということが起こるので、広く使っていただけるように考えるのが難しかったです。       

---確かに、そのバランスは難しそうですね。具体的に工夫されたことはあったんですか?       

出口:       
その案件自体は1年のプロジェクトだったので、初期はGaiXerの基本的な使い方や機能の説明から入り、徐々に発展的な応用研修をしていく、という流れを意識したのが自分的には結構よかったなと思います。       

---段階的に解放していく感じですね!       

出口:       
案件以外だと、tech blogを執筆したのも広く社外に発信する活動になるかと思います。       

▼出口さんのブログはこちら▼       
プロンプト初心者が学んだこと+作ったプロンプト       
生成AIのExcel生成機能の効果的な活用方法!       

---なるほど。業務以外の社外発信も評価ポイントですよね。       
入社してからの1年を振り返ってみて、一番苦労したなと思うところや、これやっててよかったな、ってうことは何かありますか?       

出口:       
業務では主にプロンプトエンジニアとしてGaiXerのプロンプトテンプレートの作成・提供を行っていたのですが、最初の頃は “お客様がやりたいこと”と”生成AIができること”が違う場合、その認識合わせや生成AIができる効率化をどうやって最大限にするかというところがすごく難しかったです。       
生成のブレや、100%の精度で生成できない、など生成AIの特性もあるので…       

---例えばどんなことがあるんでしょうか?       

出口:       
例えば、見積書を作りたいというお客様がいらっしゃったのですが、単純に計算式のプロンプトテンプレートを作る、ではなく、見積を作るために必要な情報をどこから抽出するかなど、生成する上でどうすればどのくらい効率化を図っていけるかという答えが明確にないところを探し出すのが難しくもあり楽しいところでした。       

---ふむふむ。確かにコードを書くなどとはまた違った意味で、正解のないところを突き詰めていく、というのは難しいですよね。       
応募した時の手応えとしてはどのくらいでしたか?       

出口:       
割と自信はあった方です 笑       

というのも、AIカテゴリーへのエントリーだったので、AIを使おう!と思ってGaiXerを駆使して応募書類の作成をしたので、自分では書ききれない表現というか、よりよく実績をアピールできたなと思えたので、これで無理なら仕方ない、最善を尽くして挑んだ、という感じです。       

---なるほど!出口さんの中では後悔のないやり切った感じだったんですね😊

Q3,受賞を経験して 

--受賞に至るまでに取得したMicrosoftの認定資格を教えてください!       

出口:       
取得した資格は 

Microsoft Certified:Azure AI Engineer Associate(AI-102)
Microsoft Azure AI エンジニアとしてAzure AI を活用し AI ソリューションを設計、構築、実装、管理できる実務スキルがあることを示します。 

です。       

---今回の受賞を経験して得た学びやマインドセットがあれば教えてください!       

出口:       
「チャレンジ精神」が重要だなと思いました。       

自分がAIに触れて1年とかそのぐらいしか経っていない状態で応募したんですが、自分で挑戦して、自分がやっていることを発信して、それを誰かに認めてもらえるというのは自分が思っているよりも意外と多いのかなと思ったので、今後もこういった機会があれば積極的に挑戦していこうと思えるようになりました。       

---これからMicrosoft Top Partner Engineer Awardを目指す人へアドバイスをお願いします!       

出口:       
僕の場合は1年間「GaiXerを広めたい」という目標を持ってやってきたので、目標を見失わないように、目的を持ってしっかりそれに沿った行動をして、日々改善や試行錯誤をしていけば必ず結果に繋がると思います。       

1年続ければ、エントリーシートに書けることも溜まってきますし!       

---目標を持って、常にそれに沿った行動ができているかと自分に問う!とても大切ですね!       

出口:       
実際の経験として、GaiXerを広める、と言ってもテンプレートを作る以外にも、イベントに出展するとか色々なことを経験しながらやっていくことがすごく大切だと思ったので、方法に囚われず色々なことに挑戦しながらやっていけば受賞できると思います!       
 

Q4,今後の展望は? 

---ズバリ😁!!入社してからの1年は苦しかったですか?楽しかったですか?       

出口:       
すごく楽しかったと思います。       
基本的に寝たら苦しいのを忘れるタイプっていうところもあるんですが 笑       

業務で最新の生成AIに触れられる機会はそんなにないことだと思うし、この1年で生成AIの性能もかなり上がっているので、毎日新しいものに触れていられるのは楽しいです。       

---確かに生成AIを実際に使っていく、というところの最前線ですもんね!       
ではそんな中で経験された今回の受賞を、今後自分のキャリアやチームでどう生かしていきたいですか?       

出口:       
これまでもGaiXerの浸透に尽力してきたので、これからもこれまで通り尽力していきます!       

生成AIは日々の進化がすごく早いので、最新の情報を取り入れながら、お客様の“こうしたい”という要望をできるだけ実現できるエンジニアになっていきたいと思います!        
 

余談:

---出口さんご自身はGaiXerをどんなときに使っていますか?       

出口:       
プロンプトを作ったりと業務で毎日GaiXerは使いますが、個人的にはPDFの読み込みや書き出しがとても使いやすいです。       

---私もよく使います!ばーっていっぱい文章があると一回要約して、「なるほど、こういうことが書いてあるんだ、じゃあこれはこのことで…」てちょっと逆引きというか、結論が先にわかりやすくあると、ちょっと解読にかかる気持ちが軽くなるといますか…👼       

おすすめのLLMや、普段はこのLLM使ってます、っていうのはありますか??       

出口:      
PDFの添付機能はお客様からも好評いただけてます😊       

僕はPDFを直接添付して、というのをよくやるので、Gemini 2.5 proや2.5 Flashとか最新のモデルがおすすめです。       

---なるほど!なんか裏技的なのとかってあります?これやったらもっと効率的にできます!みたいな🤔       

出口:       
全部出力して、となるとPDFによってはトークンオーバーのエラーが出てきたりするので、要所要所、必要な情報を取れるようにするとか大切かもですね。       

---ええ!特に考えずにペロっと出力して〜ってやってました😨       
AIを使い行こなすにはやっぱり使い分けとか、使い方が大切…!!             
日々GiaXerを触って研究してる出口さんはお客様からも頼りになる存在ですね!        
 

おわりに

GaiXerとともに日々アップデートを続ける出口さん!       
今回の出口さんのMicrosoft Top Partner Engineer Award 2025の受賞は、GaiXerユーザーへ寄り添う熱意や目標を見失わず行動する、そんな「経験年数よりも好奇心と行動量」が未来を切り開くことを改めて示してくれました!       

改めまして、インタビューにご協力くださった出口さん、ありがとうございました!                           

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出口さんがカスタマーサクセスとして携わっている       
生成AIサービス“GaiXer”の詳しい情報は⬇︎                 
https://www.gaixer.com/ja-jp/               
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💡これまでのはたらくひと図鑑のインタビュー記事はこちら💡                         
【FIXER はたらくひと図鑑 】           
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最後まで読んでいただきありがとうございました😊             


※このインタビュー記事は2025年7月時点の情報となります。