【2021年9月 2weeksインターンシップ】インターンシップでのチーム開発体験
2021-11-02
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株式会社FIXER新卒採用担当の諸見里です。この度、9月6日~17日までの2週間で夏季インターンシップを実施いたしました。今回のインターンシップは14名にご参加いただき、最終日に参加者全員にブログを書いていただきましたので、その内容を代筆いたしました。以下内容がインターン生のブログになりますのでご覧ください。

導入

2weeksインターンシップに参加した中島です。今回はこの経験を通しての成果、学んだことを記していこうと思う。

インターンシップでの活動 

活動内容は「クラウド技術を活用したシステム開発~PowerAppsを活用した、課題解決型実践開発(企画→提案→開発→実装)~」であり、これに対してチームに分かれて進めていく流れだった。

そこで、チーム内で調査、話し合いをした結果、私たちの班では神奈川県藤沢市が掲載していた「キャラクタープロモーション」という案件を選択することにした。

この案件における目的は、藤沢市が持つ魅力や価値を藤沢市民が共有し、市民参加型のふじさわシティプロモーションを進めるため、公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」を活用したデジタルコンテンツを作成し、プロモーションを実施することである。よって、私たちはこの目的を果たすためのデジタルコンテンツを作成する。

また、藤沢市について調査していく中で、藤沢市が抱える問題を3つ提起した。一つ目は都市としての知名度が低いこと。二つ目は市外への発信力が弱いこと。三つ目は市民に対してシティプロモーションへの明確な協力方法が示されていないこと。以上、3つの問題点を解決するという目的を新たに追加し、デジタルコンテンツの作成に取り組んだ。

上記の地域課題解決の案件をもとに本インターンシップで提案するアプリケーションを観光推進アプリと捉え、「ふじさわ歩キュン」と題して開発する。

実装する機能は大きく分けて五つある。一つ目は、藤沢市の知名度、認知向上を目的とした、藤沢市のおすすめスポット表示機能やおすすめ観光ルート表示機能。二つ目は、市外への発信を目的とした、スタンプラリー機能。三つ目は市民がシティプロモーションに協力することのできる機能として、写真投稿機能。四つ目は、ふじキュンを全面的に押し出す機能として、ふじキュンによるおすすめスポット解説機能。最後に、その他アプリに必要な機能として、マップによる周辺おすすめスポット表示機能などである。

なお、本開発では以下のシステム概念図を想定して開発をしたものとする。このようなシステムを最終的な目標とすることで、市民自身が藤沢市をプロモーションすることになり、市役所が負担する予定の藤沢市PR広告費用の負担が小さくなることが期待できるため、ビジネスモデルになり得ると考えられる。

システム概念図

ここで具体的に挙げることができていない機能や機能の詳細、実際のアプリの様子はデモ動画を見ることでより一層、アプリの概要を理解できると考えたため、デモ動画等の詳細は以下のURLを参照して頂きたい。

< https://github.com/nakashi94/FUJISAWA_ARUKYUN.git&gt;

学び

本インターンシップを通して学んだこと2つを以下に記載する。

1. ユニークな名前付け

人の目を惹くような、あるいは、人が見たくなるような名前を付けることは非常に大切であると感じた。というのも、私たちが作るような企画やアプリは他社に認知、見てもらうことが必要であるからだ。実際に、今回のインターンシップを通して、あるものに名前を付けるという場面が二回あった。一回目は、活動を行っていくうえでのチーム名を決めるときである。このとき私たちはチーム名を「国士無双十三面待ち」と命名した。これは一見すると変な名前だと思うかもしれない(実際に周りのメンバーにも変な名前と思われていた)が、実際に2週間の活動を終えてみて、実際にメンターさん方からこのチーム名は来年も覚えていそうなど、かなり強烈なインパクトを与えることができたのではないだろうか。自分が客観的にこのような名前のチームを見たら、何をしているのだろうと興味がわくだろう。続いて、二回目の場面としては、開発したアプリに名前を付ける場面だ。私たちが作ったアプリには、実際、「ふじさわ歩キュン♡」という名前を付けた。このアプリは藤沢市をふじキュンというキャラクターを使ってプロモーションするという内容になっているのだが、「ふじさわ観光アプリ」と単純に名前を付けるよりもよっぽど、興味を持ってもらえるのではないかと思われる。このように、つける名前一つで印象がガラリと変わり、人に見てもらえるような、覚えてもらえるようなものになると実感できた。そのため、今後このような名前を付ける場面においてできるだけユニークな名前を付けることをしていきたいと思う。

2. 開発に移る前に行う案出しの段階で生じる、目標目的等のチーム内での認知のズレを適宜すり合わせる

一つのアプリを作成していく過程で、どのような機能が欲しいか、どのような目的のもとそのアプリを作成するのかなどの開発の軸となる要素を決める作業がある。私たちのチームもその作業を行った。しかし、インターン内での中間作業報告の段階で、チームメンバーそれぞれが開発目的や開発目標等の認知にズレが生じていると感じた。後日、チーム内で話し合って開発をするうえでの軸を決め、チーム全体で共有し、チーム内での認識のズレを修正することができた。今後、チーム開発をするうえでこのような問題を引き起こさないようにするためにも、1日の作業の終わりにチーム内で1日の振り返りという名目でチーム内での議論によって、目標等の確認をするべきであると実感した。ただ、このようにチームで全体の活動や目標を振り返るためには、チーム内で誤った認識などを正すために、チーム内での発言や共有が必須であると考える。これは、チーム内での心理的安全性を確保する必要があるという話にもつながるのかなと考えられる。そのため、まずはチーム内での心理的安全性を考えて、チームのメンバー全員が発言しやすい空気を作ることが大切。そのあとに、チーム内で開発に対する認知のズレを適宜調整する必要があると学んだ。

まとめ

最後に、今回のインターンシップに参加できたことで、実際の公募案件に対してビジネス観点でのアプリ開発や、その他の多くの学びを得ることができた。このような場を提供していただいた株式会社FIXER様、並びに研修等の指導をしていただいたメンターさん、チームとして一緒に2週間活動をしたメンバーに対する感謝をこの場で述べたいと思う。2週間という短い期間でしたがありがとうございました。