株式会社FIXER新卒採用担当の諸見里です。この度、9月6日~17日までの2週間で夏季インターンシップを実施いたしました。今回のインターンシップは14名にご参加いただき、最終日に参加者全員にブログを書いていただきましたので、その内容を代筆いたしました。以下内容がインターン生のブログになりますのでご覧ください。
2Weeksインターンシップに参加させていただいた竹内英成と申します。
今回のインターンシップではPowerAppsなどの技術を用いてアプリ開発を行いました。 開発はチームに分けて行われ, 僕の所属していたチームでは電子回覧板アプリの開発を行いました。このブログではチームで開発していく中で感じたこと, 考えたことなどについて書いていきます。
1.電子回覧板アプリを作成するに至った経緯
まず, 今回の開発の主なテーマは「地方の抱える課題をクラウド技術を用いて解決する」というものでした。このテーマを念頭に置いてチーム全体で役割を分担し, 地方の抱える問題についての調査を各々で行いました。その後, 各々が見つけてきた各種課題を列挙し, 話し合いをして吟味した結果, 自治会に焦点を当てて考えようという流れになりました。
そして自治会を軸として全員で課題について話し合っていく過程で, 「回覧板」という存在が話し合いの中で出現し, その煩わしさについての議論が始まってしまったのですが, 全員で回覧板の煩わしさを共有していく中で, 「では回覧板をICTしてしまってはどうか?」という考えが出され全員がそれに同意するという流れで回覧板をアプリ化するという結論に至りました。
2.開発内容
開発はPowerApps, PowerAutomate, Dataverseを使用して行いました。 フロントエンドはPowerApps, バックエンドはPowerAutomateとDataverseを使用しました。
今まではReactやReact Nativeなどのライブラリを用いてのアプリ開発を行なっていた為, それらとは使い方などがかなり異なるため, 初めは戸惑いました。 しかし,この戸惑いは難しいと感じた故のものではなく, 一般的な言語を使用した開発よりも圧倒的に簡単であること故の戸惑いでした。
例えば, React Nativeでボタンを実装する際はButtonコンポーネントをimportしてフロント部分の適切な位置に配置して, プロパティやサイズ, デザインなどを細かく指定する必要がありますが, PowerAppsでボタンを実装するときは, ボタンラベルを配置してあとはExcelやPowerPointと同じように簡単に関数を指定したり, デザインを変更することができます。 このように, PowerAppsを用いることで, アプリ開発に時間を大幅に削減することができます。開発では, 数多くの種類のラベルを用いてフロント部分を整えています。
3.開発中にぶつかった壁について
回覧板アプリを開発することが決定してから, まずは必要な機能を考えるために全員で回覧板が一般的にどういったものであるのかを調べました。その際に候補として出された諸機能として, 大きく管理者用, 一般人用として分け, 管理者用ではお知らせを投稿する機能, お知らせを編集する機能, 登録した住民の個人情報を閲覧する機能, 一般人用では目安箱で要望などを管理者に送信する機能, 個人情報を登録する機能を設け, 共通する機能としてお知らせを閲覧する機能, お知らせを重要, 一般のカテゴリに分ける機能を設けました。
このうち, 自分は主に管理者用の画面を担当することになったのですが, ここで何度か難題に遭遇してしまいました。アプリのUI自体は, PowerAppsで簡単に実装することができた反面, ボタンを押した時の複雑な実装ではかなりの時間を使ってしまいました。また, 役割分担では他の人が終わっても自分はまだ終わっておらず, 開発に遅れが生じることもありなかなかうまくいかないこともたくさんありました。
4.インターンを経験して感じたこと
実は, 自分は今回がインターン初経験ということで, 分からないことだらけで緊張していましたが, チームメンバーや, 専属メンターさんに助けていただいて無事に乗り切ることができました。ここで得た経験を今後の就活, その先の就職後にも生かしていきたいと考えています。