ポケモン対戦のハードルと思考力
2023-04-11
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自己紹介

はじめまして。

2023年に入社しました光武 祥慶(みつたけ よしちか)と申します。

初見で名前を正しく読まれたことがなく、漢字で書くとだんだん画数が増え、ローマ字で書いても長くなるので何かと苦労します。

趣味はゲームをすることと見ること、家で映画を見ることです。

ゲームは主にポケモンをしており、対戦をメインでやっています。

最近はインターステラー、ロードオブザリング、ジョン・ウィック、ジョーカー、フォレスト・ガンプなどを見ました。

映画館まで見に行くことはありませんが、昔の名作タイトルから最新映画まで気軽に家で見ることができる便利な時代だなと感じます。

卒業研究

学生時代の研究は高周波回路のラットレースハイブリッドのマルチバンド化について行いました。ラットレースハイブリッドとはドーナツ状の伝送線路(電力が通る経路)と4つのポート(電力の入出口)からなり、ポートからの電力を2分割したり、加減算をしたりすることができます。ただ、特定の周波数でしか機能することができないのでこれをマルチバンド化、つまり複数周波数で動作させようとしました。

回路のシミュレーションを行うためのソフトウェアを研究室内で同じにして使い方の共有しようとしましたが、個人のPCの不具合により別のソフトウェアのQucsStudioで代用しなければいけませんでした。回路設計、シミュレーション設定・方法、データの抽出すべて同じ動作を探すことには苦労しました。また伝送線路の値の設定を調整して狙った周波数で動作させることが難しく、結果としては2つ周波数にしか対応できませんでした。しかし、新たに使うソフトウェアの仕様を調べたり、ソフトウェア同士の比較などを学ぶことができました。
 

導入

さて、研究で調整などしてきましたが、タイトルと趣味でも触れます。みなさんはポケモンで遊んだことはありますか?

すでに長いタイトルのゲームともなっており、広い世代や海外にも知られています。

しかしながら、対戦としてのコンテンツまで深く触れる人は多くなく、頭を使って先のことを考える力を鍛えることができるのに非常にもったいないと感じております。

  • 頭を使いたい人
  • アクションゲームが苦手な人
  • ポケモンが好きな人
  • ハードルが高くて敬遠していた人
  • じゃんけんが好きな人(暴論)

には特におすすめしたいです。

ハードル

ポケモンがハードルが高いといわれる所以、それはいわゆる「知識ゲー」であることに起因していると考えます。

「覚えることが多いから」「事前準備に時間がかかる」などよく聞きます。

今回はそのハードルを下げて、多くの人に触れやすくなり、賢くなれるものだと伝わるよう紹介したいと思います!

ポケモンの数

ポケモンの数はすでに1000匹を超えており、「すべてを覚えられない」と聞きます。

もちろんすべてを覚えられたら理想ですが、数を減らしましょう。

現在ポケットモンスター スカーレット/ヴァイオレットでは約400匹のポケモンが登場します。まず半分です。

次に進化前のポケモンを減らしましょう。進化したポケモンのほうが進化前のポケモンと比べて強いのは明白です。(一部例外はありますが。)

進化前のポケモンを除外すると250匹を切ります。これでも多いです。

では実際に対戦で使われることが多い数まで減らすと何匹になるでしょうか?

あくまで個人の感想ですが、40匹程度であると考えます。もちろんたまに使われることもありますが、1000匹覚えなければ始められないと思っていたころよりは、大幅に減ったのではないでしょうか?

1匹でも多く覚えられれば記憶力の向上につながります。また、多くいるポケモンを対策するにはどうすればいいかを考えることにつながります。

準備

「ポケモンを6匹も準備できない」という声も聞きます。昔からいわゆる「厳選」と呼ばれる作業をして準備をしなければいけないと思われがちですが、今はレンタルパーティと呼ばれるシステムが存在し、誰かが作ったパーティをまるごと借りることができます。対戦で何を出すといった基本選出も説明している人もいます。

なので、対戦するだけなら実は何も準備はいりません。対戦して「オリジナルなものが使いたい!」となってからで十分です。


数字

ポケモンにおいて「三値」と呼ばれるものを聞いたことがある人もいるでしょう。

「種族値」はチーターは足が速い、魚は泳ぐのが得意といった種族としての違いの値。

「個体値」はAさんは運動神経が良い、Bさんは頭が良いといった種族内での違いの値。

「努力値」は筋トレをした、勉強をしたことにより何を強くしたのかの値。

しかし、これら全て覚えなくても良いです。個体値と努力値はレンタルパーティなら理想なポケモンであり、覚えなければいけないのは「すばやさ」だけ。ポケモンというゲームは1でも高ければ先に行動できます。なのでどちらが速いかだけ分かれば有利に進めることができます。

この数値をより理解することで「○○の攻撃を2回耐えられるようにしよう」など必要なことを考えて細かく調整できるようになると面白さが一気に増えます。

実戦

ここから対戦ですがどのように技を選択すればわからないと思います。

対戦を例えるとじゃんけんで両手を出して次に片方のみ出すものをしたことがありますか?

Aがパーとチョキ、Bがグーとパーを出したとしましょう。

この時あなたなら何を出しますか?

Aはパーを出せば負けることはなく、安定の手といえるでしょう。

この「負けない手を選ぶ」ことが基本の考え方です。

Bは負ける確率が50%ですが、Aが安定の手であるパーに対してパーを出せばあいこに持ち込むことができます。

これに対してAはチョキを出せばじゃんけんに勝つことができます。

これが「読み合い」です。
この有利不利を含めて読み合いの駆け引きが対戦における1番面白い部分である考えています。

実際の対戦では「このポケモンは不利だから有利なポケモンに交代しよう」「交代されるならそのポケモンに1番ダメージが出る技を選ぼう」といった風に読み合いが起こります。これを1手先、その先と考える力が必要です。

まとめ

ポケモンの対戦コンテンツは思っているよりも覚えることは多くありません。ほかのアクションゲームのようにプレイヤースキルやキャラクターコントロールがなくてもできます。記憶力を高めたり、数値を扱ったり、その知識をもとに対策を考えたり、駆け引きしたり、ただゲームするよりも頭を使って次はどうするかと先の思考を鍛えることができるコンテンツをしてみませんか?