発電機の研究や趣味から得たこととこれからの意識
2023-04-11
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簡単な自己紹介

 こんにちは。私の自己紹介からしていきます。

 中原 誠俊(なかはら まこと)といいます。2023年度入社いたしました。出身校は久留米高専で、福岡県からやってきました。高専では電気科だったためプログラミング技術に関して授業で学んだことは割合的には少なかったです。しかし趣味も含め、コンピュータアーキテクチャやネットワークインフラストラクチャについて授業を受けたり、マイコンで遊んだり、C、C#、Python、JavaScript、それらを使用するアプリ(UnityやWebサイト制作)で遊んだり、、、このようにずらっと並べて振り返ってみると、コンピュータに深く関わる幅広い分野について多くの事柄を勉強してきました。良くも悪くも広く浅くいろいろなものに触れてきたのですがそれは個人レベルの話ですが、自分の作るものはなるべく100%セルフで用意したいという気持ちが根っこにあるためであり、質はともかく必要な素材は全て自分で作って用意したつもりです(開発ツールなどを除いて)。

これからは卒業研究で行ったこと、これまで行ってきた個人の趣味が組織での仕事になる上で意識しようと思ったことについての話です。

卒業研究で学んだこと

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ではまず、高専生活最後の一年間で私の行った卒業研究についての話です。私の卒業研究テーマは電気電子工学科という名にふさわしく、発電機に関するものでした。その内容を簡単に言ってしまえば、「発電機に含まれる部品がどのようなものであれば発電が可能なのか?グラフで表現してみましょう」というものでした。電気といってもコンピュータから送電まで幅広い分野にわたります。正直に言って私は私の希望する研究室に所属することができず、最初はあまり気が乗らなかったのですが、何かに対し理解しようと必死に努力することが充実して楽しいものであることを学びました。

研究内容について詳しい原理や方法は割愛します。この研究での目に見える大きな壁は、先行研究や計算方法などの必要な知識が、少なくそして古(いにしえ)のものであるということでした。それまで受けてきた授業とは打って変わって、いろいろな科目の知識をミックスして試行錯誤を繰り返し、複雑で幅広い選択肢の中で未知の課題に取り組むことの大変さと楽しさを学ぶことができました。卒業がかかっているためか必死でした。

個人的な趣味について

私は表現のために何かを作ることが大好きです。とはいえ音楽や絵などを専門的に学校で学ぶわけでもなしに自分なりに試行錯誤しながらやっているため、ちゃんと自分の思うように表現できているか、形にはなっているがこれで完成なのか、いまだに納得できない、わからないものばっかり作っています。

楽器や絵の具を使ってアナログで制作するのは好きですが、コンピュータが得意なのでそれらを素材として次のステップに進んでデジタルな制作に取り組むのも大好きです。具体的に言えばゲーム制作、Webサイト制作。目で見ても音で聞いても楽しく自分の素材を得意なコンピュータ技術とともに表現できるもので思い浮かんだのがこの二つでした。

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ゲーム制作ではUnityを使用しました。ドアやテキスト表示などを凝ってみるとき、思ったように実装することがとても難しく、また細かい挙動を試行錯誤して設定していくことに時間をかけました。Webサイト制作だとどこに何が置かれているのかわかりやすくすること、型を作って編集しやすくしたりなど見る側、編集側の見やすさに時間をかけています。

卒研や趣味を通して思ったこと

学生時代に行った卒研や、個人の範疇である趣味など、形にはなってもどこか不完全なものを作ってきました。FIXERの一員としてコンピュータで行う様々な分野の仕事に楽しみな気持ちでいっぱいですが、社会人として再度意識しようと思ったことがあります。卒業式のあと学科の先生からいただいた言葉で「エンジニアとして打率10割が求められる世界に行く」というものです。できませんでは通用しないということ、その通りだと思うし、個人の趣味から組織として、プロとしての仕事になることを意識して、なおかつ一生懸命に取り組む楽しさも忘れず仕事にあたります。