―――――はじめに―――――
株式会社FIXER採用担当の花田です。
FIXERではこの夏、全国から約70名の学生が参加する2週間のサマーインターンシップを開催しました。
全14チームに分かれ企画~成果発表を経験し、最終日にはチーム毎に取り組みの様子をブログに書いていただきましたので、その内容を代筆いたしました。
以下内容がインターン生によるチームブログになりますのでご覧ください。
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こんにちは!インターンで東京に来て食費を切り詰めている、どこぞの高専生Aです。
今回は、fixerのサマーインターンシップに参加して、そのまとめでチームでブログを書くことになりましたので、インターンで取り組んできたことを伝えていきたいと思います!
「FIXERのインターン参加したいけど、なにをしているんだろう…」
「IT企業に就職したい!!」
と考えている方必見です!
チームメンバー全員で頑張って書きました!
それでは、はじめていきましょう!!
インターンシップの企画
今回の2週間のインターンシップ、テーマは ”生成AIを活用したハッカソン”
お題は生成AIで学校を変えようというもので、学生や先生方が感じている悩みや不満な点などを自動生成AIを活かして解決することを目標とし、システムの考案に尽力しました。
今回の企画で使用させていただいた生成AIは
「GaiXer」というFIXER社さんで開発している生成AIサービスで、私たちは主に入力されたテキストに対する解説の補填という役割で使用させていただきました。
私たちは
「GaiXer Education~授業の文字起こしをし要所ごとの簡単な解説をしてくれるツール~」
というテーマでシステムの考案をしていました。
みなさん、授業中に板書していてこんな経験をしたことはありませんか?
「やべ、書き切っていないのに消されたー!」
「…ん?先生…今なんて?」
「あ~この単語知ってる…。知ってるけど、意味…意味ィ?」
このような速すぎる板書や滑舌などで引き起こされる聞き逃し、ごく忘れによるフレーズにより作業は停止し、私たちは授業内容を十分に理解することができません。
そこで、授業の文字起こしを行い、かつ要所ごとの簡単な解説をGaiXerがしてくれるシステムを考案しました。
このツールを使用することで、
- 書き逃しや聞き逃した内容を後で見返す
- 授業の復習
- テスト勉強での活用
といったことができます。それに、授業をさぼれます。
このツールの利用想定として、大学生を想定しています。
理由は私たちが大学生(高専生)っていうのと、高校だとこうゆうの厳しそうと思ったからです。
システムの流れは以下の通りです。
- 授業を録音
- 録音したデータを文字起こしし(テキスト化、slackで文字起こし(たぶん有料プラン))
- 内容ごとにタイムテーブル化(文字起こししたテキストに追加)
- GaiXerにタイムテーブルごとに授業を受けさせて、足りないところを解説
これを検証するために、実際に五分間の授業を開設して、GaiXerに授業を受けてもらって要所ごとの解説をしてもらいました!!
今回は、システムの考案なのでところどころ、いやほとんど人力なのは許してください!
授業の内容は、理系の大学一年生がやる力学の授業、「力がつり合うということ」です。
なぜ力学なのか?は、どこぞの高専生Aの趣味です。
それでは、「GaiXer Education」のシミュレーションの一部がこちらです。
どうぞ!
こんな感じで、授業の文字起こしと要所ごとの解説をさせました。GaiXerに授業を受けさせるという形で授業を要所解説させるのは個人的に面白いと思います。
ただ、課題としては
- 文字起こしを実現させるための具体的なAPIを提案できていない
- 文字起こしした後の誤字・脱字と、先生の言い間違いは直せない
- 内容ごとのタイムテーブル化はどうしても人力
などがありました。これらを自動化するのが目標です。
成果発表会の感想はこんな感じでした。
僕たちがこのインターンで体験したこと・学んだこと
こんにちは!ここからは,どこぞの高専生Aと一緒にチームで開発を行った,ハセが執筆いたします^^
このインターンで我々が参加した「AIプロダクト開発コース」でたくさんのことを体験し、学習しました。ここで書いているのは、その中のほんの一部です。
まず最初は、チームプロジェクトを開始する準備として、チームメンバーのアイスブレイクから始まり、TeamsやSlackの設定、チームプロジェクトの大切な事を学びました。
チームプロジェクトをするにあたって、チームメンバーとのコミュニケーションは必要不可欠です。今回のインターン生は北は北海道、南は沖縄まで、さまざまな地域からやってきた高専生、専門学生、大学生から構成されており、アイスブレイクによって楽しく親睦を深めることが出来ました。
一通りアイスブレイクが終わり、開発環境が整ったら、いよいよ開発に進みます。
「AIプロダクト開発コース」で我々が最初に取り組んだチーム作業は、LINEでGaiXerチャットボットを作成することでした。
最初はFIXERで実際に働いているエンジニアの方からの説明がありましたが、いざ自分たちだけで開発を行おうとすると、わからないことだらけで右も左をわからないような状態に...しかし、その都度FIXERのメンターの方に質問して、一つひとつの課題を解消していくことに成功しました。
僕たちが最初の壁にぶち当たったのは、Microsoft Azureに自分たちの作成したプログラムがデプロイできないことでした。最初はチーム全員で開発言語をPythonで統一して開発を行っていたのですが、LINEとAzureの接続がうまくいかず、どうしようかと考えあぐねていました。そんな時、チームメンバーの一人がこんなことを言いました。
「Javaで開発をしてみよう!!」
いきなり方針が切り替わりましたが、一から開発を進めるうちに、なんと、LINEとAzureの接続に成功しました!!!
これもチームの力ですね^^(ちなみに後でPythonでの実装も成功しました)
最終的にGaiXerのチャットボットアプリは完成させることが出来ませんでしたが、Microsoft Azureというクラウドサービスと、LINEやSlackというチャットアプリでのボット作成のイメージを掴むことが出来ました。
そして、これらの演習を踏まえて、いよいよ我々は成果発表会の準備に入ります。
我々が考案した「GaiXer Education」では、実際にGaiXerに模擬授業を受けてもらって、GaiXerがどのくらいその授業を要点を要約してくれるのかの実証実験を行いました。GaiXerに模擬授業のテキストを入力した結果...見事綺麗な要約を出力してくれました!GaiXerはとっても優秀な生成AIだなと、改めて気づかされました。^^
これらの実装結果から、パワーポイントを作成し、いよいよ最後の大トリ、成果発表会に移ります。
実際の会場ではこの2週間一緒に活動してきた約60名のインターン生に加え、FIXERの実際のエンジニアの方々が会場でもオンラインでもたくさんの方々が見てくださっていました。
その中での発表で、とても緊張しました。しかし、終わった後には社員の方々からもフィードバックをもらえて、実際の開発現場での企画提案発表のイメージすることが出来ました。
このような経験は普段の学校生活ではなかなか味わうことが出来ないので、とても貴重な経験をさせていただきました。
インターンの振り返り
- カメちゃん
LineBot開発など、今まで自分が手を出したことがない分野で、わからないところがたくさんありましたが、メンターの人や社員さんなどに教えてもらいながら、わからないところを解決することができました。
この2週間本当に貴重な体験をさせていただき、改めてチームメンバのみんなや社員さんには感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございました!!
- ハセ
今まで触れたことのなかった分野で、最初はわからないことだらけでしたが、開発をしていく中でいろいろなことを学習し、吸収することが出来ました。
貴重な経験をさせていただいたFIXERの方々、そしてメンバーの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
- どこぞの高専生A
まずは、このインターンでともに開発したチームメンバーに感謝します。
チーム開発はあまりしたことがないので至らなかった部分も多かったと思いますが、みんなで協力していろいろな問題に取り組めました。
次に、インターンに携わったFIXERの社員の方々、お疲れさまでした。
企画からカリキュラムの設計まで、様々な困難があったと思います。インターン中も丁寧に楽しく接して頂きました。
最後にこの機会をくださったFIXERに感謝します。この二週間で様々な体験、学びがありました。
これは、知識や開発経験だけではありません。この経験は私の人生の中で大きなものとなると思います。
FIXERのインターンは本当に楽しかったです。ありがとうございました!!!!
- 九州生命体H
初めてのシステム開発(考案)や触れた事の無い言語でのbot開発など戸惑いはしましたが、グループ内で和気藹々としながら進めることができ、充実した2週間になったなーって感じました。
最高の経験を積ませていただき、企業の皆々様、このインターンを共にした仲間たちには本当に感謝の言葉しかありません!Special Thanks!!!