【Lecturer】講師の心得
2023-12-13
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皆さん、お久しぶりです。9ヶ月前に20歳になった男、須山颯己です。

そんな私が令和5年度四日市市高度IT人材育成講座で講師を務めました。手順書・投影スライドの作成も行いました。今回は講師をする中で、心掛けたことを書いていきます。

大前提

受講者に合わせる

講師というか「何かを人に教えること」において私が前提として心に据えていることでもあります。

受講者の年齢層はどのくらいか、受講者のスキルはどのくらいかなどを聞いた上で、コンテンツ・手順書・スライドを作成していきます。

要するに、「受講者を予測する」ということです。(受講者一人一人を予測するかは人それぞれかなと思います。ちなみに私は一人一人ある程度予測してます。)

ここを考えないでやり始めると取り返しがつかなくなる可能性があるので注意した方がいいと思います。(自論)

自分を捨てる

こちら、意外と忘れがちなものとなっております。

「受講者に合わせる」と少し似てしまうのですが、発表時に話している内容・手順書で使う用語は自分が分かるではなく受講者が分かるにするという意味での「自分を捨てる」です。ここの線引きミスると、説明が一気に分かりにくくなってしまうので忘れないようにすると良いと思います。

手順書・スライドで意識すること

下に合わせる

出ました。圧倒的矛盾。ふざけるな。

と思う人もいるかもしれませんが、安心してください。矛盾はしておりません。受講者を予測した上で、予測の下限に合わせるという話です。

予測の仕方は人それぞれですが考えられる予測の下限、最悪なパターンで取り組むことが大切かなと思います。

当日「思ったより出来るな」より「思ったより出来ないな」の方が絶対つらいです。最悪なパターンは言い過ぎかもしれませんが、このようなマイナス思考が、当日の心の余裕を生むのです。

コンテンツの時間の取り方

説明をどのタイミングで何分とるのかの話です。

小説明>小ハンズオン>小説明>小ハンズオン…のように刻むのか、大説明>大ハンズオンのようにまとめてやるのか、受講者に合わせて決めます。

個人的にはハンズオンの中で受講者が一人で触る「自由時間」をとるようにしています。(こちらの手順は皆さんでやって見てください的な感じ)

文字の大きさ

これ、結構大事。

いくら文章がわかりやすくても文字が小さいとそれも台無しです。

特に写真は文字が小さくなりやすいので、特に気を付けてみてください。(経験者は語る)

当日意識すること

当日までに考えていた想定とのギャップとその修正

今まで、散々「合わせる」と言いましたが、結局は推測でしかありません。この推測の答え合わせは当日、実際に始まってみないとわかりません。

思ったより受講者が出来るのか・出来ないのか、機材・環境のトラブルは起きていないか。

様々な要因で時間が伸びたり押したりします。

この修正がむずいんだよな。

説明で時間短縮は出来ない(出来ても受講者に分かりにくくなってしまう可能性が高い)のでハンズオンで短縮するのがいいと思います。多めにコンテンツを作成しておくことで、「時間が余った!」を極力なくすことができます。元々の予定で自由時間を作っておくことで自由時間を最悪省くことができます。

様々な知恵があると思うので、自分なりの方法を見つけてみてください。

受講者の態度

説明、ハンズオンどちらともに言える話ですが、メモを取ったりどこに興味を持っていそうかを受講者の動き・仕草で見ておきます。そして休み時間に質問された時に興味がありそうなところも織り交ぜながら答えると受講者に好印象を与えられるかもしれません。(経験者は語る)

サブ講師の動き

これはハンズオンの時の話になるのですが、サブ講師がどの人にどれくらいの時間教えているかで、次に進むのかを決めたりします。サブ講師の教えている頻度や時間で以降の説明の速度を変化させていきます。

「サブ講師の方、大丈夫そうですか。」など、サブ講師との意思疎通をとることも大切です。

最後に

今回書かせていただいた内容がすべてではありません。

講師で気を付けることに答えはありません。だから講師は難しいし面白い。

皆さんの講師人生がより良くなることを、ユマニテックプラザから祈っています。