【イベント参加レポート】就活イベント「学生限定!AIでつくる就活自己PR」@FIXER名古屋事業所
2024-02-06
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広報のしおざわです。
あけましておめでとうございます。

これは持論ですが、こたつで食べるみかんは最高です。
皮が手で簡単にむけるというのもポイント高いです。
積極的に、うっかり食べすぎていこうと思います。

さて、本日は2023年12月22日に開催された、
学生限定!AIでつくる就活自己PR」というイベントのレポートをしようと思います。

1.そもそもどんなイベント?

FIXER名古屋事業所にて、現地参加限定で開催されたこちらのイベント。
近隣の大学/専門学校を中心に、授業終わりの時間に約40名の学生さんたちが集まってくれました!

内容については、タイトルそのまま。
FIXERが提供する生成AIプラットフォーム「GaiXer(ガイザー)」を使って、自己PRを作っていただきました。

「自己PR書いて!」と命令するだけなので楽勝ですね。

いや誰だよ。

よく言えば理想的で当たり障りない、ぼろくそに言うと理想的(笑)な単語を並べただけの具体性にかけた自己PR文ができました。
占いや血液型診断の結果が自分に当てはまってる!と感じる「バーナム効果」というものがありますが、
それを集めてギュッと文章にしたかのようです。

そんなわけで、ただ単純な命令をするだけでは、自身の伝えたいことを含めることが出来なかったり、なんなら虚偽の内容になってしまいます。

きちんとした命令=プロンプトの技術を学び、自己PRに係る時間を効率化して自分と向き合う時間を増やそう
というのが本イベントのコンセプトです。

2.質の高いプロンプトとは

先述した通り、プロンプトとは生成AIへの命令文です。
そして、「プロンプトの質」は「生成結果の質」に直結します。
ユーザが意図した生成結果を得るためには、プロンプトの質を高めることが重要です。

就活生が何気に困る場面が多いであろう、面接調整メールで試してみます。

私「面接調整したあと、面接官に送る返信メールを書いてください」

🤔💦
私は「日程調整が完了し、了承したことを伝える」メールの例が欲しかったのですが、再調整依頼のメールになってしまいました。
言い回しもかなり違和感があります。

つまるところ、これは前提条件や背景情報が不足した状態だったため、
意図した回答結果の生成が出来ていないという状態です。

早速プロンプトを修正。持ち物の確認とかもすると良いですよ(突然のアドバイス)

結果は......

一部不要な部分はありますが、最初よりは格段に精度が上がりました
特に、持ち物の確認をする部分はそのまま使えそうです。

#」などの記号で区切って情報を完結に与えると、AIも情報を認識しやすくなります

今回は短いメール文面なので、「直接書いたほうが早いじゃん!」と感じるかもしれませんが、
多少状況が複雑なビジネスメールや企画書の草案作成など、
0から1を作るのが詰まりそうな場面では大いに役立ちますね。

書きながら思いましたが、適当なプロンプトひとつで変な文章も大量に作り出せるので、
ビジネスメール初心者の新卒入社者に研修目的で添削させる、というのも面白いかもしれません。

3.いざ実践

メンターの解説を受け、学生のみなさんもすぐに実践スタート。
数人チームで考えるスタイルだったので、今回はこちらからダミーデータを用意しました。

初対面の人もいる中、最初は緊張気味の方もいましたが、
数分もすれば空気も解れ、各々が自由に意見交換・アイデア出し・実践していました。

開催日がクリスマス前ということもあり、トナカイとサンタになっているFIXER社員がいますね。

自由すぎるだろ

4.発表&講評

最後には全7チームに発表していただきました。
どのエピソードをメインに回答へ反映したのか、どこまで具体性をもたせるのか、プロンプトでどのような指示を与えたのか……
各チーム、独自のアプローチでもって自己PRを作成していて大変面白かったです!
中にはダミーデータをガン無視して、オリジナル人物で自己PRを生成したチームもありました。

メンターによるプロンプト講評は、各チームの良い点をわかりやすくフィードバック。
強調した部分を別にして指示を与えたり、箇条書きで列記したりなど、それぞれの工夫点にとても関心していました

さらに!
なんと、まさかの“採用担当によるガチ講評“が始まります。(予定外)

FIXERで実際に書類選考をしている採用担当による、あまりにもガチな講評
思えば、説明会や面接のような緊張感がない場で採用担当の考えを聞く機会って貴重なのでは?
(もちろん、採用担当自身は「いつでも聞いてください!」という気持ちでいます)

採用担当がどのような視点で自己PRを見ているのか?
書いてあることをもとに、深堀りたい点をどう考えているのか?
魅力的と思うのはどのような書き方か?

かなり真剣にメモを取っている方も多かったように思います。
学生さんたちにとっても、参考になったようで何よりです!

5.懇親会

イベント終了後は短時間の懇親会へ。
お菓子をつまみながら、他の学生さんやFIXER社員と自由にコミュニケーションする時間となりました。

FIXERからは今回、エンジニア・営業・採用・広報(私)の担当者が参加。
時間いっぱい、社員を囲って質問責めにする学生さん達をみて、
このイベント本当にやってよかったなぁ」という気持ちになりました。

学生向けに、生成AIについてレクチャーするイベントはまだまだ少ないと思います

質の良い回答を生成させるために必要なプロンプト技術“となれば、なおさらです。

こういった機会を、おもしろそう!と思って来てくれることが嬉しいですし、
これからの生成AI活用時代における武器になるので、ぜひモノにしてほしいなと思います。

6.さいごに

生成AIで就活自己PRを書く

えっいいの!?」と思った学生さんもいるのではないかと思います。

最近はたくさんの便利な生成AIが登場していますが、
そんな中で情報漏えいやフェイク、盗用といった問題も発生し、それに伴い色々な場面で規制が出来たりもしています。
大学生の方にとって身近なものだと、課題レポートや卒論をAIに書かせるのはNG!みたいな例があるでしょうか。
「自己PRを生成AIで書く」ことに違和感がある人は、これと似たような感覚があるのでは?

でも、これは利用者側の生成AIを使う手腕であったり、生成AIへの理解度次第な部分もあると思います。

書きたい情報は揃ってるけど、うまく文章化できない。
ダラダラした文章になってしまって、何を伝えたいのか分かりにくくなってしまった。

自己PRに限らず、こういった悩みを持っている方はぜひ、生成AIを試してみてはいかがでしょうか
もちろん、その時に「GaiXer」を活用いただけたら、更に嬉しいです!

Appendix

FIXERが提供する「GaiXer」は下記リンクから無料でお使いいただけます!
https://www.gaixer.com/ja-jp/

このブログは年末~年明けにかけて執筆したのですが、
書いている間にGaiXerのデザインがリニューアルされました。
本ブログ内のスクショのものより、現在はおしゃれになってます!