【挑戦】IoT向けVPLのNode-REDくん、超大手Scratchに果敢に挑む→結果...
2024-04-04
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 初めまして、2024年入社の福田峻太です!今回の記事は、自己紹介も兼ねて福田が研究してきたことをお話しします!

筆者プロフィール

  • 島根県出身
  • 趣味:human beatboxスポーツ(バスケ・テニス・etc...)麻雀(スマホでもリアルでも)、ゲーム読書作曲、などなど
  • 性格:計画より行動リーダーというよりサブリーダー、MBTI → ESFP-A

 最近一人暮らしを始めたので、料理も趣味に入ってきました!

よく、「真顔が怖い」と言われますが全く怖くないですし、話しかけてもらえたら絶対に笑顔で対応するのでお願いします。

「なんでも楽しんでやってみる!」タイプですので、なんでもやりますよ!

 さて、自己紹介はこのくらいにして、本題である福田が学生時代に行った研究についてお話ししたいと思います。難しい説明やらを省くところありますがご了承ください。また、この記事は約5分で読めます!貴重なお時間頂戴致します。

卒業研究

 私の研究を一言で表すと、「ScratchとNode-REDはどこの誰に刺さるの?」

です!

 VPLとは...

 VPLとは、ビジュアルプログラミング言語(Visual Programming Language)の略称で、タイトルを少しでも短くするために僕自身も初めて使いました(笑) 皆さんが知っているVPLはというと、Scratchじゃないかなと思います。プログラミングの考え方を学ぶときに使う言語で、ブロックを置いたり挟んだりしてプログラムを作成します。

 研究背景

 僕がいた研究室では、ScratchをIoT(Internet of Things)用に改良したものと、そもそもIoTとかデータの流れを意識してプログラムを書くNode-REDを扱っていました。どちらもいっぱいあるVPLの一つなんですが、プログラムの作成方法が全然違うんですね!VPLって面白い!! 詳しくはそれぞれのホームページとか行けば分かるのですが、GUIは似ていても考え方が違うから全くの別物です!

 加えて、僕がいた研究室は小学生~社会人まで幅広い世代にIoTに関するプログラミング教室を開催していました。そこでは毎度Scratchを使用してプログラムを作成していたのですが、

IoT用に作られたNode-REDの方が理解できるのではないか?

と思い、この研究が始まりました。

 余談ですが、僕の研究室はしっかり1年間通して研究し続けるタイプでした!厳しかったですが、横浜行ったりお昼ご飯食べ行ったりで、なんだかんだ楽しかった記憶。


 実験方法

 論文書いている気持ちになってきました、苦しいです...。

簡単に書くと、同じ挙動をするプログラムをScratchとNode-REDで書いてもらって、アンケートで理解度を計測する。

というのが流れです。「理解度」の定義は、研究ではちゃんと定義していますが今は割愛です。

!結果!

 理解度部門:WIN Scratch

 使いやすさ部門:WIN Scratch


...。

まぁ、そりゃそうですよ。

私たちプログラマーの脳はScratchみたいな考え方でできており、Node-REDのような考え方はしていないので、そりゃScratchの方がわかりやすいですし、使いやすいです。しかも、プログラミング経験が長ければ長いほどScratchの方が理解しやすいという結果にもなりました。今回の実験は被験者を9人しか集められず、精度が高いとは言えません。だから、断定はできないんですがね...。

 だがしかしです、今回の実験の被験者の中に機械系の人がいたのですが、その人から「Node-REDの方が使いやすい」、「理解しやすい」という回答を得られました!オメデトウッ!

 これに関しても、機械系の被験者が少なかったので「Node-REDは機械系に刺さる!」とも言い切れないのですが、工程設計などを学ぶ機械系の人には、Node-REDの考え方である「データの流れ」を意識してプログラミングできたのではないかと考えます!

おわりに

 以上、僕がしてきた研究でした!今までVPLの比較実験は無かった(僕が探した中では)ので、面白い題材だったかなと思います。

 研究を終えて、学生生活を終えた今、新社会人としてFIXERで頑張ります!今後ともよろしくお願いいたします!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。バイバイ!