自己紹介
はじめまして。2024年に新卒入社した岩瀬 彪我(いわせ ひょうが)です。
趣味はそこまでなく、広く浅くといった感じで生きてます。
最近はかわいいものが好きです。ミッフィーの髪留めとか身に着けてます。(会社には付けてこれないけど...)
この度ブログを書いてみよう!ということで初めてのブログを書いてみてます。
初めてなのでどういう感じで書けばいいかわかっていません!温かい目で見守ってください。
イントロ
今回は とあるトラブルにより卒業研究を2か月で終わらせないといけなくなった人間の研究 を紹介したいと思います。
この記事はざっくりパート分けすると4つです。
第一章 : へいわなけんきゅうせいかつ!
第二章 : だいじけんはっせい! ―卒業できると思わないでください―
第三章 : かくせい!けんきゅうがんばるぞい!
第四章 : どうにかなった!おつかれじぶん!
といった感じです。先に言っておきます。どうにかなりました。
本文ではあえて上記の章分けは使わずに、ありのままの研究していた時当時のお話をさせていただきます。
研究に関してはある程度、使用したものの内容を書き連ねていくのでお時間ある方は見ていただけますと幸いです。
卒業研究...その1
その1ってなんぞや、その2もあるんか と思った人、それが正解です。イントロで述べた通り大事件が起こります。
事件が起きると思わずにのんびり学校生活を送っていた人間が焦る前のお話になります。
正直、大事件が起きたのでちょこちょこ間違ってる可能性があります。ごめんなさい
テーマはずばり「視覚情報を考慮した適応的ガウス性ノイズ除去」というタイトルで研究を行っていました。
画像処理でノイズ除去っての聞いたことあるかと思います。
副作用....あるんですよ。当然ですけど。例えばボヤけたりだとか 最悪ですけどノイズが増えたりだとか。
この副作用抑えつつノイズ除去がしたい~~~~~~~という野望を持ってこの研究をしてました。
視覚情報ってなぁに
携帯とかに表示した画像って遠目から見たらきれいだけど拡大してよく見たらめっちゃノイズあるやん!!!!みたいなのってありません?あってください。あってほしい!!!!!!(千葉県の自称研究者)
近づかないとわからないノイズって存在するんですよ。
更に、人間で例えると蚊に血を吸われてるとき気付かないくせに注射器で血を抜いてるとわかるじゃないですか。これみたいにノイズの強さによってノイズが知覚できる・できないのラインが存在します。
あとは...赤色の画像に赤色のノイズ乗っけたらわからないといったケースもあります。
暗い道で真っ黒な服装をした人間がいるとマジでどこいるかわからないみたいな感じです。車乗ってる人は1度は思ったことあると思います。それみたいな感じです。つまりは「背景色と同じ色のノイズだから知覚しにくい」ことがあるんですね。
これらの人間が得る視覚的情報を駆使してどうにかこうにかしようと画策してました。もちろんその視覚情報を得るための設備は研究室にあったので好都合です。(詳細については割愛します、、、)
...がしかし2023年8月、とある音が研究室の設備から発生しました。
パシュン! ピーーーーー
なんということでしょう。目の前で上がる黒い煙。そう、 設備壊れました。 うそでしょ。
メーカーに問い合わせました。サポート終了です。 あぁ。終わった。
学位というものを申請しなくてはなりませんが12月末あたりまでに論文をほぼ終わらせないといけません。しかも出身校では2年(20か月)かけて研究を行います。これが起きたのが16か月目。無理です。
卒業研究...その2
まだだ...まだ終わっていない!UOO(略 ということで何とか卒業する意思を持って2023年9月、なんと旧研究をUsed to be 諦めるのはeasyして0から研究を始めることにしました。
「AI画像認識と二酸化炭素濃度を用いた密状態の検出・通知および可視化するシステムの開発」というテーマで再始動。
どうしてこのテーマを...?
実は卒業研究その1を遂行していた時に入社したFIXERのインターンに参加してました。そこで学んだのです、Azureという素晴らしいものを。クラウド上にサーバーが立てれるし、Logic Appsという超便利なものがあることを。。。
そりゃ学んだものを使いたくなるのが人間ってやつです。
というわけで、「コロナひどかったし、感染拡大防止に役立つやつ作りて~」と思ってた僕は遊びの範疇で作ってた二酸化炭素濃度測って換気基準の数値超えてたらピコピコ音が鳴るやつを「Azure使って改良したらいいじゃん!」と考え、改良することに決めました。
ちなみに運用はRaspberry Pi4 を使ってました。みんなはラズパイって呼んでますが、僕は ラズ って呼んでます。そのほうがかわいいので。
ちなみにLogic Appsで作ったプロジェクトの名前は Ras です。ラズ。
あと個人的に檸檬堂の塩味にはまってたのでサーバーの名前はSaltになってました。そるち って呼んでました。
そうと決まれば研究室の教授に相談して許可をもらい、学校にすぐにAzureの利用申請です。うおおおおおおお
学校「だめです」
ぼく「え゛(絶命)」
学校「とでもいうと思いました?ただし一応協議するので利用は10月まで待ってください(当時9/19ぐらい)、だめだったら連絡します。」
↑本当に言われました。今でも覚えてます。ちなみに大丈夫でした。(普通Okだったら連絡しない...?と思ったのは内緒です。)
ちなみに取り残されてるAI画像認識ですが、当時自分が所属していた研究室の名前が「画像情報実験室」という名前でタイトルに画像処理関係の何かを入れなきゃだめだったったわけですが、YOLOと呼ばれるなんかよさげな物体検出手法があるみたいでそれを利用しようと思いました。
YOLO is 何
物体検出手法の一つです。処理が早いのが特徴になってます。
画像が入力で、検出された物体の数、位置等が出力になります。
とやかく言うより見せたほうが早いと思います。
入力画像がこれだとして、
出力画像がこれです
わお!すごい。gitでcloneしてちょこちょこライブラリをインストールほぼすぐ使えます。詳しくは YOLO 画像認識 とかで検索してみてください。
ちなみに右上の数値が信頼度になります。1に近ければ、その物体が~~である保証みたいな感じです
これ以上説明すると長くなるのでここまで。
うおおおおおおおおお遊びで作ったものとYOLOとAzureが組み合わさってしまうとどうなっちゃうんだ~~~~
ドン
超簡単に言うと
・二酸化炭素濃度数値が換気基準を超えるとピコピコ音が鳴る上にアラートをしたときの状態とかのログを残す
・YOLOを使って人同士の密集を検知した!
・Azureを使ってデータサーバー,Webサーバーを作り出した
・Logic Appsを利用したのでTeamsやSlackに通知が行く!
・データサーバーにアクセスすると1日の二酸化炭素濃度の数値の遷移等がわかるWebページが見れる!
・更にログも見れる!わお!
といった割と使えそうな機能を持ったシステムが完成しました~!!!
おつかれ自分。おつかれラズ(ラスパイ)。あとそるち(サーバー)。
ちなみに教授ら各位は研究その1で起きたことを知ってたので何とか卒業できました。(ついでに学位もプレゼントされました。)
まとめ
超長々と研究紹介とかしましたが、なんとか遊びで作っていた物を改良して卒業して入社することができました。
筆者のことは「使う予定だった設備から煙が上がって研究2個やった人」として覚えてくれると嬉しいです。
最後に、社会人として新しい生活が始まるので意気込みを言ってこのブログを締めたいと思います。
長いことダラダラ過ごした学生生活を続けてきたので同期のみんなの足を引っ張らないように頑張ろうと思います!
長くなりましたが、以上になります。ありがとうございました。