こんにちは!株式会社FIXERの大町です。
先日、奈良で開催された「高専プロコン」に参加させていただきました!実はFIXERもこのプロコンに協賛しているんです。
しかも私は、2024年3月まで高専生。つい最近まで学生でした。学生の皆さんの熱いエネルギーに触れることができ、なんだか懐かしい気持ちになりました。
技術への探求心や新しいアイデアが生まれる瞬間は、やっぱりワクワクします!自由部門、課題部門、競技部門それぞれとても面白かったです!
そんな熱気あふれる大会の模様を、今回のブログでレポートとしてまとめてみました。
これからプロコンに参加しようと考えている方や、技術に興味がある方々にとって、何か参考になれば嬉しいです。
高専プロコン奈良大会の会場はココ
今回の高専プロコン奈良大会は、なら100年会館で開催されました!(なら100年会館:::Nara Centennial Hall:::)
奈良駅から徒歩すぐの場所にあり、アクセスも抜群でした!
初めて訪れたのですが、解放感と近代的なデザインが歴史ある奈良の雰囲気が見事に融合していて、まさにプロコンにふさわしい会場でした。
会場内はとても広々としていて、設備も充実していました。明るく開放的な空間のおかげで、緊張感がありつつもリラックスして競技に臨むことができたのではと思います。
個人的に気になった発表
だすぽす 農家と家庭をつなげる堆肥共有プラットフォーム
みなさんコンポストって知っていますか?
生ごみを、微生物の力を使って堆肥に変えてしまう便利なやつです。実は個人的に、めっちゃ注目しているもののなんです。
ごみが微生物の力を使って価値のあるものに変わるって、こんなすごいことありますか!?
しかも本来であれば燃やされて終わりの生ごみに、新たな生きる道が生まれるんです。個人的にめちゃくちゃすごいと思っています。
国際高専の皆さんは、生ごみを堆肥に変えられるコンポストを、より手軽に使えるようなシステムを開発しました!
生ごみをボックスに入れたら、以下の工程をすべて自動で行ってくれます。
- 乾燥
- 堆肥化
通常、コンポストで堆肥化しようと思ったら、かき混ぜの作業などが必要です。これが結構手間なんですよね。しかも忘れてしまうことも。
これを自動化できるとなれば、圧倒的に手間が削減されて、簡単にできるようになるというのは非常に魅力的!
さらに、コンポストでできた堆肥を農家さんや家庭菜園をされている方と共有するという構想まであるそうです。堆肥を渡すごとにポイントがたまり、そのポイントを使って農家さんから返礼品を受け取れる仕組みです。
このアイデア、本当に素晴らしいと思います。
つくも散歩 つくも神と巡るこころの故郷
こちら、実は「神社」を題材にしたソーシャルゲームです。
皆さん一度は神社に行ったことがあるのではと思います。小さいころなら七五三とか、大きくなっても年末年始の参拝とか。どこかしらで神社には触れあっていると思います。
でも、神社と自分たちが遠のいているのも事実ですよね。神社はそこら中にあるのに、わざわざ行こうとは思わないみたいな。
神社は日本人として当たり前の存在で、日常にありふれたものだからこそなのかもしれません。
私は、この「日常でありふれた神社」というところにもう一度フォーカスする機会を作ったという意味で、このアプリはすごいと思っています。
よくよく考えたら、神社って今の家とは全く形が異なるものですし、昔の人たちが信仰してきたものがそこにあります。
実は奥深い歴史があり、その魅力にまだ気づいていないだけだけです。
これに気付ける機会をアプリを通じてつくった、これが一つすごいところだと思います。
あとすごいところは、アプリとしての圧倒的な完成度です。
UXというところにすごくこだわって作られているアプリで、例えばフォント。
「神社」という圧倒的な厳かさの塊を表現するために、そのための「フォント」を選んでいます。
一つ一つが丁寧に作られていて、妥協がないものだと思いました。正直、高専生で作れる域を超えている気もします(笑)
でもこれは本当に「神社のよさをもっと知ってほしい」という、作成者の思いがあってこそだと思います。
正直、プロコンの中で圧倒的な完成度を誇っていたと思います。
すごいです。
参加して感じたこと
正直、どれも見ていて楽しかったです!
課題部門は、お題という制約がありつつ、その中で最大限創造力を発揮していたと思います。自由部門はまさに自由。なんでもありだが面白かったです。
競技部門も自分自身の力を最大限発揮できるようみんな努力されていたな、と。
本当に楽しかったです。
来年は松江高専で開催されるので、ほんと楽しみだな~