ChatGPTを使用した卒業研究
2025-04-08
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自己紹介

初めまして。

2025年4月入社の武井大祈(たけい ひろき)です。

「ひろき」と読みますが、「だいき」と間違われることがときどきあります。。

熊本県出身の熊本高専本科卒で2004年生まれの20歳です。

田舎生まれ、一人暮らし初心者でなんとか自炊を頑張っています。

休みの日はよくNetflixなどを見て過ごしています。

卒業研究

熊本高専の人間情報システム工学科という学科に所属していて卒業研究は「ChatGPTのプログラム回答能力の調査」といった内容で研究を行っていました。
私が所属していた研究室では主にソフトウェアの盗難検出、プログラムの難読化などの内容についての研究が行われていました。しかし、在学時、学校には生成系AIについての研究を行っている研究室はなく、所属した先でもAIについての研究は行われていませんでした。当時私は生成系AIに興味がありその内容についての研究を行いたいと考えていました。そこで、担当教員に打診し新しくAIについての研究を行うことになりました。
具体的には、ChatGPT にプログラムの作成を依頼するプロンプトを与えたときに生成されるプログラムに対し、以下の二点から評価を行いました。実験に使用する課題は熊本高専のプログラミングの授業で使用されている課題を用いました。課題内容はC,Javaでそれぞれ初級~中級程度の課題を使用しました。
(1) 模範プログラムとの類似度
 類似度の計測は、CodeHashツールといわれる既存ツールを用いました。対象の2つのファイルを与えてソースコードレベルで類似度を比較するツールです。何種類かのメトリクスでの結果を同時に表示することができるので比較も容易に行えました。
(2) 動作テストの結果
 動作テストはC,JavaでそれぞれGoogleTest,JUnitを用いてテストを行いました。C言語では、VSCode上でテストコードも書き、gcovrも動かしカバレッジを測定していました。Javaは、Eclipse上でテストを行っていました。C言語と違い同時にカバレッジ測定も行うことができて効率的に作業を進めることができました。
以上の 2 つの観点からプログラムの品質を評価しました。

言語間で生成される回答の品質が異なるものがあったりなどの結果が得られました。

このような内容を卒業研究ではやっていました。研究自体は楽しくやれたのですが、論文作成が順序立てて話すのが苦手な私には大変でした。

最後に

入社して1週間ということでまだまだ不安、楽しみなこといろいろな思いがありますが、FIXERの先輩方の背中を追って立派な社会人に成長していけるよう日々努力していきます。

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2025/04/11
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