はじめに
10/24から開催されている東京モーターショーで見たスポーツと介護の最新機器について紹介します。
この記事では以下を紹介します。
- 運動能力可視化なわとびセンシング
- 歩行トレーニングロボット
- スポーツ実況のデジタル化
運動能力可視化なわとびセンシング
こちらは、フィットネスジムとオフィスなどに設置されることが想定された運動能力可視化なわとびセンシングです。
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おなかにセンサーを付けて、縄跳びをすると、目の前のディスプレイに運動の様子が表示されます。
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今回のデモでは30秒間の縄跳びをすると、ジャンプ・リズム・バランスで評価されます。
おなかのセンサーだけにもかかわらず、成功回数や失敗回数などを正確に捉えられているのが、素晴らしかったです。
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こちらは私の結果です。
上の横田くんの結果よりかなり悲惨な結果になっていて、運動不足ですね。
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歩行トレーニングロボット
こちらは歩行が困難な方向けの歩行トレーニング用ロボットです。
実際にこのロボットは老人ホームなどに月額制で貸し出しを行っているそうです。
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利用者がICカードをかざすと、利用者を認識して、トレーニングの結果を保存することができます。
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トレーニング開始を押すと、何mトレーニングするかの目標設定に移ります。
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これが実際のトレーニング中の画面です。
経過時間・歩いた距離・体の傾き・移動速度などが大きくはっきり表示されています。
どことなく、車のメーターみたいで、おもしろいですね。
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また、転倒防止のための詳細設定も行うことができます。
今回、後ろへの転倒防止のための車輪ロック機能を体験したのですが、力を入れて後ろに引いてもびくともしませんでした。
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トレーニングが終了すると、こちらの歩行結果が表示されます。
自分の成果がはっきり可視化されるので、モチベーションの維持につながりそうです。
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また、こちらは重いものを持ち上げるときに利用者の腰を助けるパワースーツです。
今回は体験できませんでしたが、実際に重量挙げの選手たちが利用しているそうです。
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最後に、こちらは立ってシャワーを浴びることが困難な方向けの座ってシャワーを浴びることができる装置です。
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このようなかたちで病院に設置されることが想定されているそうです。
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スポーツ実況のデジタル化
こちらは最新のバドミントンのスポーツ放送の様子です。
以下のように今まで平面的にしかみることができなかった試合の様子が、選手を立体的に捉えられるようになっていました。
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また、こちらは野球の映像に対して、様々な情報を重ねた実況となっています。
球の速さやその軌跡が可視化されることによって、野球を見慣れていない人でもゲームのように楽しむことができそうですね。
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最後に、若干スポーツとは異なりますが、リアルタイムで文字お越し+文字の3D編集を行える仕組みも公開されていました。
これによって、その場で起こっているリアルな体験をそのまま直に送ることができそうです。
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おわりに
10/24から開催されている東京モーターショーで見たスポーツと介護の最新機器について紹介しました。
介護の現場のデジタル化は介護者・利用者ともにより快適な生活を送るための工夫がつめこまれていてとても興味深かったです。
また、スポーツ実況のデジタル化では、より詳細な状況を捉えることができるようになって、様々な情報が可視化でき、世界が広がっていくようすが見られました。
今後の発展がとてもたのしみですね。
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