1/24開催!池田朋弘氏 登壇イベント 60分で総復習2023年の生成AIとこれからの活用方法最前線
今回はイベントレポートです。(^▽^)/ずっとインスタグラムのエフェクトを作っていました。
なかなか難しい(-_-;)私は壊滅的に絵が下手(中学1年だけ美術部だったんだけど。。。)なので自作キャラなどを書くことができないので困っております。
自動化が進めばこんな構成にすればいいのではないかという案がもらえたりするのかな?と思ったり。
過去Blogに書いた内容ですが、AIが人間を生成するには、一定のみたさなければいけない条件があるので、難しいなと思っている今日この頃です。
2023年はChatGPT/生成AIの社会浸透
池田さんは2023年ChatGPT/生成AIが社会浸透をした年だったという印象を持たれているそう。
2023年の初期はChatGPTという言葉自体知っている人が5割程度だったそう。
しかし2024年1月に池田さんの自主調査で約2000人にアンケートを実施された際、ChatGPTの存在を知らない人は1割弱、利用経験は3割弱、日常利用は1割未満という結果になったそう。
私も大学でChatGPTに頼って課題を終わらせたりしていましたが、私が使っているのを見て初めて知ったという子が多かったイメージです。
池田さんのアンケートでは『名前は知っているけど機能や内容はあまり知らない』『機能や内容も知っているけど、使ったことはない』という人が67%という結果。
知ってもなかなか使う機会がなかったり、生成の精度に不満があったりで使わない人がいるのかもしれませんがプロンプトの作り方を学ぶことによって作業効率が上がるかもしれません(⌒∇⌒)
過去に使ってみたけど思った回答を得られなかった人にこそ、どんどん制度が上がっている今のChatGPTを2024年使ってもらいたいなと思います。
2024年の生成AIトレンド
ChatGPTのExcel化?
ChatGPTを普通に使える人が増えてくると思われる2024年、Excelを使うのと同じぐらいになってくるのではないかと池田さんは予想しているそう。
実際普段から使っている人は一定以上の文章を作成する際には必ずと言っても良いほどChatGPTを使用しています。
ChatGPT(対話型生成AI)がビジネスリテラシーの一つになり利用の有無で生産性に差がついてくるので企業は環境構築・ルールの規定・活用支援に努めることが求められ、個人は利用慣れ・プロンプト力・他ツールとの組み合わせができるようになることが求められてくる年になってくると思われます。
生成AIの企業の本格的な導入時期としてPwCコンサルティング合同会社が行った2023年の実態調査によると43%の企業が2024年3月までの本格導入を予定しているという結果に。また、今後1年以内の本格導入を考えている企業は58%となった。2023年末にチャットボットが新たに出たこともあり急速に活用と周知が進んだと思われます。急速に発展することによって新たな課題が出てきますが、今後生成AI活用において必要になってくること、予想される新な課題はどのようなものがあるのでしょうか
生成AI活用の課題
用途特化AI
今後の課題として生成AI活用に必要なスキルを有する人材がいないことが問題として挙がってきます。
また先導する人材がいなければ、ノウハウもないため進め方もわからないという状況に陥ってしまう。そうなってくると自社だけでの解決が難しくなってしまうそんな時に必要なことだけをしてくれる用途に特化したAIの需要が高まっていくのではないかと考えられます。
進歩したことにより、アプリストアで簡単にダウンロードでき、プロンプトを作れなくてもやりたいことに応じたAIだけを動かすことが今後は可能に。
GPT Storeのリリースにより特定の用途・業務プロセスに最適化されたAIサービスが増加し、ChatGPTチームプランでGPTsを社内共有することもできるようになります。
触り慣れていない人に利用してもらうためにはサポートをする人が必要になってくるので利用者が増えるほどサポートができる人材の需要も高まっていくと考えられるそうです。
文章以外の生成AIの進化
スマホアプリでの音声入力が2023年はヒット、パソコンでフリック入力をしたくないとき、できないとき、考えがまとまっていないときにも利用できる点が魅力的です。画像動画生成の精度も1年で格段に上がりました。
人間を生成するとき以前は指が6本になってしまっていたものがV5から指がちゃんと生成できている点が話題になったりしました。しかし、精度が上がることによってフェイクニュースが簡単に作れるようになってしまうのが新たな問題として挙がってきます。高桑さんのお話によると、AIは背景の構造を上手に作ることができないので見分けるのに覚えておくと役にたつかも?とのことです。
マルチモーダル加速
文章主体から音声・画像・映像等を組み合わせたAI活用によりスピーチイン・スピーチアウトが可能になりました。インプットは音声主体の手軽な指示で行い、アウトプットは画像/映像で表現力アップ、認識分析が可能になっていきます。今はコードレスイヤホンが主流ですがワイヤレスイヤホンが販売された当初は落としたら怖いなど、未知のものに対する漠然とした不安感がありましたが、いざなくなると便利だな~となった例があります。今後、マルチモーダルが加速していくとモニター画面なども必要なくなる時代が来るかもしれません。
画像を見せ、回答を仰ぐことができるようになると、人間が考えれるリスクなどを学習させることによりコンサル的な立場としての役割もこなせるようになってしまうのではないか?と今回お話を聞き思いました。
ビジネスプラットフォーム×生成AI
ビジネスプラットフォームの動きとして
MicrosoftはCopilotブランドを展開、Googleはコードレッド(非常事態宣言)新AI Gemini、企業向けサービスへのDuet AI導入などを展開、SalesforceはアインシュタインCopilotを展開している。
自社データの活用(RAG)
独自データを使ったAIチャット(RAG)
GPTs×ナレッジ・社内のAI向けのナレッジ整備需要増
自社データを活用することによってハルシネーション対策にもなる
既存サービス×AI
2024年は2023年よりもっと既存のサービスにChatGPT/生成AIが組み込みが進んでいくと思われます。2023年では
・コンテンツのサポート
・問題作成(トレーニング支援)
・AIチャット/Q&A
・既存データの分析
・既存データのコンテンツ変換
・即時FB・添削
など活用パターンが増えました。
生成AIへの様々な不安
AIが進歩することによって期待が高まる一方、不安もあるという人は多くいます。
日本世論調査会の結果では、法規制が必要ではないと思っている人は1割程度となっており、新しいことができるようになったからこそ、必要な規制も増えてくと思われます。期待されていることは仕事の効率化による人手不足の解消・人間のミスによるトラブルの減少・新規産業創出による経済発展があげられました。
不安として挙げられたものは、偽情報や誤情報の流布・AIに依存することによる知性の低下、進化したAIの暴走などがあげられました。
AIガバナンス強化
そんな不安要素もありながら私たちの生活を効率化し豊かにしてくれるツールのAI、どのようにるようしていくことが共生できるのか考えなければいけません。
国家レベルでAIガバナンスは進行しており、日本ではAI戦略会議が「AI事業者ガイドライン」を策定(2023年12月)されるなど、新たな課題に向けた対策がされています。
まとめ
今回は池田さんと高桑さんに登壇していただき2023年の振り返りと今後のAIの発展についてのおはなしを聞かせていただきました。まだまだAIにエンジニアが仕事を取られることはないということ、今後は新たな規制が出てくるといった、見解を聞くことができました(o^―^o)新しいから、前例がないから、といった理由で規制をすすめると経済が発展する契機を逃してしまうし、規制をしないとまた別の問題が出てきたり、新しいことだからこその線引きが難しそうです。
今回のイベントレポートは以上です。池田さん、高桑さんありがとうございました!