ARCoreを使ってAndroidアプリを作った話+自己紹介
2024-04-05
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自己紹介

皆様はじめまして。

2024年度新入社員の江藤皓史(えとうこうし)です。

私は熊本県の閑静な温泉地で育ち、有明高専で情報技術を中心に学びFIXERへ入社させていただきました。

高専の研究室では「AIとARCoreを使用したカロリー計算アプリの開発」と題して先輩からの引き継ぎなどは行わず、0からアプリ開発を行っていました。

今回の記事ではその研究内容について話せればと思います。また、人生初のBolg投稿となりますので暖かく見守っていただけますと幸いです。

研究内容

先ほども申し上げたとおり、研究室では「AIとARCoreを使用したカロリー計算アプリの開発」を行っており、

具体的には食品をアプリで撮影するとその画像データからAIによって食品の判定、ARCoreによって大きさの測定を行い、食品の大きさに応じたカロリー量を出力するアプリの実装を目指して開発しました。

この中でも私の担当はARCoreを使用して大きさを図ることでした。

私が所属した研究室ではH/Wや機械学習について研究を行っており、ARに関しては初めてだったため手探りの状態から研究を始めました。

開発スタート!しかし...

実際に研究を始めるとすぐに困ったことが起こりました。それは参考文献が少なすぎることです。

ARを使用した開発はUnityが多く、私たちが利用したAndroid Studioでの記事はごく少数でした。やっと参考になりそうなのを見つけた!っと思っても最終更新日が10年前なんてものもあり大変苦戦しました。

その後GoogleDevelopsにお世話になるのですが勿論英語。英語が苦手な私にとって知らない言語で書かれた知らない分野について勉強することは一番の苦労でした。

これらのことから私はまっさらな状態からアプリを作ることは諦め、サンプルアプリに機能を追加する形で開発をスタートさせました。

引き返すなら今のうち...か?

サンプルコードを開いてみると全部で約800行。(コメントも勿論英語)

震えました。

今までせいぜい100~200行のアプリを開発して達成感を得ていた私にとって、この800という数字はあまりに大きく、衝撃を受けたことを覚えています。

まぁでも難しいことは置いといて、動かしてみようとなるわけですがここで問題が。

動きません...まさかこの膨大なコードからエラーを探せと?

軽く絶望しましたが調べてみると、環境構築が間違っていたらしく、YouTubeにてインド人から解決方法を教えてもらいました。インド人ありがとうございます。

ナマステ。

初にしては上出来?

それから無事動かすことができ、機能を追加することになります。

今回私たちはカロリーの計算を体積に応じて行うようにしたため、食品(食器)の形状に応じた体積の計算式の実装、それに伴って任意の食品を選択できるボタンを用意したUIの作成、新規モデルの作成などなど...

様々なエラーに見舞われながらもなんとか大きさを測定するアプリは完成することができました。

全体の研究としては、AIを使った食品判別を行うアプリと別で開発を行ったのでそれらの機能の合体は行えていませんが、0から始めた研究にしては十分ではないでしょうか。

後輩君がアプリを完成させてくれると嬉しいです。

終わりに

いかがだったでしょうか。

書いているうちに終わらない気がしてきたので後半は駆け足でまとめましたが、

ふんわりと「カロリー計算アプリ作ったんだー」くらいに思ってもらえたらありがたいです。

機会があれば、研究について深くまとめた記事も書けたらなと思います。

今後ともよろしくお願いします!

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2024/04/15
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