【FIXERはたらくひと図鑑】 -医療現場×ITカルチャーのリアル- 業界のギャップも横文字も乗りこえて、医療DXの先陣を切る“橋渡し役”の裏側(前編)
2025-08-19
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みなさんこんにちは!                         
社内のはたらくひとにフォーカスする企画                         
✨はたらくひと図鑑インタビュー✨                         
今回は医療営業チームの三澤さんと木村さんにお話を伺ってきました!       

それぞれ医療業界からIT業界に飛び込んだお2人のお話は内容&情報満載!!       
今回は前編・後編の2本立てでお送りします☺️!!     

前編はこれまでの医療現場でのキャリアや、転職活動のエピソード、そして現在のお仕事である医療営業チームの業務についてです✨       
ぜひ最後までご覧ください!         
 

プロフィール!

Q1,これまでのキャリアのこと

---医療チームへのインタビューは江崎さん以来です。        
 ▶︎[医療×テクノロジー ]ソリューションセールスが目指す医療DX キーワードは働き方改革と標準化        

お二人は江崎さん同様、医療業界からFIXERに転職されてきたとのことなので、これまでのキャリアや、FIXERでの働き方などお伺いしたいと思います🙌       
早速ですがこれまでの経歴をお願いします!       

木村:       
前職は医療機器の営業をしていました。       
いわゆるクリニックと言われる開業医や、総合病院、特に放射線科をよく回って営業していました       

三澤:       
私は高校卒業後、医療系の資格を取ろうと思って医療系の学校に進学し、そのまま付属病院である大学病院で看護師として勤務しました。       
途中、総合病院へ転職したこともありましたが、集中治療室や消化器内科の病棟など主に入院患者さんと一緒に過ごすことが多かったです。       

---医療系に進んだきっかけは何かあったんでしょうか?       

木村:       
私は大学時代に行政学を専攻していて、医療行政についての研究を通して医療の地域格差などに触れて医療に興味を持ったのが一つのきっかけです。       

あと、通っていた中学・高校がたまたま医療系大学付属の学校で、友人にも医療系に進んでいる人が多かったので、そういった友人の話を聞いたりしていると「人のためになるような仕事をしていていいな」みたいに感化されて、自分も医療系に進みたいなと思いました。       

三澤:       
中高ずっと理系が得意で、ずっと理系を専攻していました。       
親が教師だったこともあり、将来は数学の先生になるんだ!と思っていたんですけど、そんな時に、病院での職業体験の機会があって、行ってみたら色々道が広がるかも、と言われて参加してみました。       

色々体験させてもらったり、看護師の方を見て、手に職をつけられる資格を持っていた方が将来的にいいのかなと感じて医療業界を選びました。       

---お二人ともそれぞれ理由は違っても医療業界を志すって尊敬します😳!!       
 そんなお二人がIT業界に興味を持って転職されたのはなぜなんでしょうか?       

木村:       
前職の医療機器の営業は “気合いと根性!”みたいな業界で、自分も「営業で一番を取るぞ!」と社会人になってから3~4年くらいは無心で働いていました。       

けど、ふと考えた時に、医療について少しは話せるけど医師や看護師には及ばないし、人を直接助けることもできない、「自分には何もないかも」と感じました。       

前職では医療機器以外に、医療システムやAIも取り扱っていたので、何か他に自分の武器になるものが持てないか、人のために働くことができないかと考えて、知人に相談したりしている中でFIXERを知りました。       

---えー!医療機器が導入されることで患者さんの役に立ててるのに!       
 営業で一番とるぞ、みたいな数字を追う感じになっちゃうとそういう実感は薄れてきちゃうんですかね🙁       
 FIXERを知ってからはどうされたんですか?       

木村:       
FIXER本社でのイベントが開催されるということで参加し、社長の松岡さんの話を聞きました。       

ちょうどChat GPTなどAIが流行り始めた頃で、周りでも「今AIを勉強しておかないと将来仕事がなくなるよ」とちょっとマイナスに感じる言葉をよく聞く中で、松岡さんは       
「AIを使って無駄な業務を効率化して、本来自分がやるべきことに集中できる世界になればいいね」       
といったお話をされていて、それが自分の中で刺さったんです。       

医療現場にもすごく当てはまることだし、それでこの会社に入りたいな、と思い転職を決意しました。       

---すごいご縁ですね👏では木村さんの入社の決め手は松岡さんの言葉が強く響いたから、でしょうか?       

木村:       
もちろん松岡さんの言葉もありますが、FIXERの話を聞いたときに何故かしっくりきたというのが決め手でした。       

前職でもありがたいことにいくつか転職のお声がけがあったんですけど自分的には全く響かなくて、「いつかは転職してみたいな」くらいの気持ちだったんですけど…       

------え、すごい、なんか運命じゃないですか?!こうビビッときた!みたいな🤩        

 

意外と思い切りの良いタイプ?!な木村さん 

------三澤さんはどうでしょうか?       

三澤:       
まず転職しようと思ったきっかけはコロナの流行があったことです。       

---あ!コロナ!大変な時期に現場にいたんですね。       
罹患者さんを受け入れできる病院もあれば、入院患者さんを守るために感染予防を徹底した病院などそれぞれでイレギュラーな体制や対応が多かったと聞いたことがあります。       

三澤:       
私がいた病院は患者さんがいつもより少なくてすごく静かだったんです。       
ふと、今が新しいことを勉強したり、新しい業界に入るタイミングなのかなって考えました。       

「看護師の資格って何に活かせるんだろう」「普通の企業だとエンジニアがいたり、大学を出て働いている人がいっぱいいるけど、医療業界にいた人ってどうやって働いていることが多いんだろう」とまず調べてみたことで、転職しようと思ったきっかけになりました。       

---そうだったんですね。たしかに、看護師資格=医療現場のイメージが強いのであまり他の業界で活かす、ってなるとパッとは考えつかないかも🤔       

三澤:       
調べていく中で医療業界内だと横つながりで医療システムの販売や薬の販売などいろんな会社があるんですが、何がいいのか正解がわからなくなってしまいました。       

そんな時、転職エージェントの担当者に「とてもおもしろい会社があります」と紹介されたのがFIXERでした。       

---え、おもしろい会社😳?!       

三澤:       
FIXERは当時は医療業界では聞いたことのない会社でした。       
色々なことにチャレンジして医療業界に参入していこうとしていて、医療従事者を募集しているのでどうですかとおすすめされました。       
自分が医療の知見でできる何かがこの会社だと見つかるのかなと思って転職しました。       

---ふむふむ。ではズバリ、三澤さんの入社の決め手はなんでしたか?       

三澤:       
例えば医療システムの販売や製薬会社などは、今まで自分が医療従事者として医師と取ったコミュニケーションとかがすごく役立てる場所ではあるんです。       

ただそれだと新たな自分の強みにはなるのかはちょっとわからなくて、どうしようかなって迷っていた時期に、FIXERで面接をしました。       

この面接の時に「今すぐにでも来てほしい」っていうワードだったり、「こういうことをやってほしい」っていう、明確に自分に求められていることなども伝えられました。       
これが「あ、なんか入りたいな」っていう気持ちになったきっかけ、エピソードだったかな?と思います。        
 

理系なだけあって冷静にお話される三澤さんですが、木村さんと一緒だと笑顔いっぱい 

---IT業界という異業種への転職に不安はありませんでしたか?周囲の方の反応も気になります🧐       

三澤:       
家族にも言わずに決めたので主人もびっくりしていました 笑       

自分がまず何を勉強したらやっていけるんだろう、なんの知識を得たらやっていけるんだろうというのが最初は不安で、よくわからないままIT関係の本をたくさん買いました。       

木村:       
一緒!! 笑       

三澤:       
どこからどういう勉強を始めてたらいいのかわからず不安でしたね。       
あと、ITの会社はどんな用語を使っていて、どんなツールを使っているのか、本に載っているかなって思って買いました。       

---ちなみに、本は役に立ちましたか😅?       

三澤:       
全然でした 笑       
今もロッカーに眠っています。       

---これからFIXERに転職される方、本は不要みたいですよ〜笑       
木村さんはどうでしたか?       

木村:       
前職の会社は結構大きい企業で、安定している会社でした。       
そこからFIXERという若い会社に入るということで、家族や周囲からは「もったいない」「なんで?」と反対されることも多かったです。       
けど、個人的には前向きな気持ちしかなかったです!       
不安もたくさんありましたけど、まだ20代だし若いからなんでもできる!という時期だったので 笑       

---20代のなんでもできる感😂 言いたいことはなんとなくわかります 笑       

木村:       
あまり周囲の反対意見は聞かず、親にも「う〜ん🤨」って顔はされましたけど、それでも本を読んで一生懸命勉強して、入ったら入ったでなんとか頑張れる!みたいなポジティブな気持ちで入社しました 笑       

松岡さんの言葉で「楽しそう!!」って気持ちが強くなっていたのもありますね 笑       

---まさにチャレンジ!!FIXERを体現する感じですね😊        
 

Q2,現在の役割とプロジェクトについて

---医療営業って具体的にどんなことをしているんでしょうか?       

木村:       
主に医療DXに関するプロジェクトに関わっています。       
直近のプロジェクトでは医療文書生成AIを医療現場に提案するのがメインの業務ですね。       

▶︎医療文書生成AIとは?  

【GaiXer Medical Agent 】

【医療文書作成支援に特化した生成AIエージェント】

FIXERが提供する生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を活用した医療文書作成支援サービスです。 藤田医科大学病院の全診療科の協力のもと、品質の高い医療文書作成を実現しました。    
退院サマリー作成、看護サマリー作成がすでに医療現場で稼働中!    
今後さらにサービス拡大を予定しています。 

▶︎GaiXer Medical Agentについてさらに詳しく知りたい方はこちら!          
 https://gaixer.medicalai.co.jp/       


---医療営業チームってどんな構成なんですか?       

木村:       
今は全員で11名のチームです。中途採用のメンバーが多いのが特徴かと思います。       

MRとして薬の営業をしていた人、私みたいに機器やシステムの営業をしていた人、看護師、医療情報室という院内SEだった人など元医療現場の人を中心に、FIXER社内で別プロジェクトを経験した人で医療や営業に興味を持ってチーム配属を希望した人などがいます。       

---なるほど!経験豊富なプロが集まっているチームなんですね!       
 チームのミッションなどはあるのでしょうか?       

木村:       
まだまだチームとしては未知数で伸び代のあるチームだと思います。       

ミッションとしては医療の現場に生成AIやクラウド化を提案・推進するというのがまずは一番大きなミッションだと思っています。       

それと同時に、FIXERはクラウドやAIはすごく強いのですが、医療現場の知識や医療業界のことを知っている人が少ないので、開発チームに医療現場の知見や医療業界のことを伝え、一方では開発したものがどう現場で役に立つかを言語化して医療現場の方に伝えるという、間に入るというのがすごく大きい役割としてあるかなと思います。       

---双方の架け橋的な存在なんですね!       

木村:       
あとは、医療の現状を知った上で、今あるFIXERの開発力でどういったプロダクトが今後作れるのか?というところを提案していくのも今度の医療営業チームでできたらいいなと考えています。       

---医療営業チームの今後の活躍に期待大ですね!       
そういえば先日展示会にも参加されてましたよね?       

木村:       
モダンホスピタルショウという展示会に出展しました。       
医療営業チームとして出展するのは初めてでしたが、想像を遥かに超えるお客様にブースに来ていただけました。    
 

【国際モダンホスピタルショウ2025】    
2025年7月16日(水)~18日(金) 東京ビッグサイトにて開催 
病院をはじめ、保健・医療・福祉分野における質の向上、充実に役立つ機器、製品、システム、サービスなどを幅広く展示し、最新情報の発信および情報交流の場を提供することにより、健康福祉社会の発展に寄与することを目的とした展示会です。    

FIXERはメディカルAIソリューションズとの共同出展ブースにて、退院時サマリー作成支援システム「GaiXer Medical Agent」の展示を行いました 
当日のブースの様子。ブースに収まらないくらいたくさんの方に来ていただきました!  

木村:       
この展示会の準備は私と三澤さんがメインでやっていたので、いろいろ大変なこともありましたが、出展してよかったなと思います。       

---ちなみに一番大変だったことは何かありますか?       

三澤:       
GaiXer Medical Agentは現在リリースしている機能だけでなく、どんどんアップデートしていっていて、特に展示会の直近でリリースされた機能は資料も少ないのでどう見せるか、また、今後リリースが決まっているものをどうアピールするかをFAQやトークスクリプトを準備して、チーム全員目線を一緒にするというところが難しかったです。       

---木村さんはどうですか??       

木村:       
全部大変でした…😅       
出展するために必要な申請書類が10種以上あったり、会場へのPCなどの必要機材の搬入計画、ブースの装飾、ノベルティや配布チラシの準備など、しっかり一から組み立てていかなくてはいけなくて、頑張って捻りだしました。       

---捻り出したんですね 笑       
木村さんの経験値がグッと上がりましたね!       

三澤:       
とはいえ、ここから本格的にみなさんに導入のご案内などするので、このインタビューの前にもチームでMTGしていました。       

---まだまだこれからですね!他に何か印象に残っていることはありますか?       

三澤:       
驚いたのが、GaiXer Medical Agent以外にFIXERを知っていてくださるお客様もとても多かったことです。       
特に電カル(*1)の名前を挙げて、とても好印象なお話をしてくださった方もいました。       

*1)デジタル庁より受託した「標準型電子カルテシステムα版の設計・開発業務」のこと       

---あ、そうですよね。電カルの開発にもお二人は参加されていたんですよね。       

三澤:       
そうです、そうです。       
四日市で働くエンジニアの方々が頑張ってくれたことが報われたな、と本当に途中で泣きそうになりました。 

後編へ続く!

前編はここまで!!       
お2人の転職エピソードや、領域が違うと中々見えない医療営業の業務内容など興味深いお話がたくさん聞けました👀       

後編では医療現場×ITカルチャーのリアルと題して横文字に溺れた日々や医療現場とFIXERとのギャップ、そしてこれからの目標をお話してもらいました!       

医療現場や医療営業とあまり接点のないエンジニアにこそ読んでほしい「FIXERに取り入れたい医療現場の良さ」は必見です👀       
ぜひ後編の公開もお楽しみに!       

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 【医療文書作成支援に特化した生成AIエージェント】         
GaiXer Medical Agentについてさらに詳しく知りたい方はこちら!       
https://gaixer.medicalai.co.jp/       

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モダンホスピタルショウ2025出展に関して取材いただきました!       
https://www.innervision.co.jp/report/imhs/2025/repo/fixer_report       

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FIXERが提供する生成AIサービス“GaiXer”とは?       
ITmedia AI+様に記事を掲載いただきました!       
【行政・金融・医療が続々導入する謎の生成AIサービス「GaiXer」とは】              

“GaiXer”のサービス詳細はこちらから⬇︎       
https://www.gaixer.com/ja-jp/           

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 💡これまでのはたらくひと図鑑のインタビュー記事はこちら💡                         
【FIXER はたらくひと図鑑 】           

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最後まで読んでいただきありがとうございました😊             


※このインタビュー記事は2025年7月時点の情報となります。